- バイナリーオプションのチャートの分析方法
- バイナリーオプションで勝つための攻略法
- バイナリーオプション攻略の注意点
こんにちは、松井です。
バイナリーオプションをトレードする方にとって、最も気になるのは相場で勝ち続ける攻略法ではないでしょうか?
トレードの負けが重なり資金を失ってしまう多くの方は、時間制限の中で価格変動を予測することの難しさから、バイナリーオプションを運試しのギャンブルと称して撤退していきます。
しかし、相場で勝ち資金を増やしているトレーダーもたくさん存在しています。残念ながら負けてしまうトレーダーは適切な手法をでトレードせず、自分自身で運試しの要素を高めてしまっているといえるでしょう。
そこで今回は、初心者でも使えるバイナリーオプションで勝つための攻略法を徹底的に解説していきます。現在負けが続いてしまっている方や運試しのトレードになってしまっている方は、ぜひ参考にしてください。
バイナリーオプションの攻略には分析が不可欠
世界中の個人投資家や機関投資家等が入り乱れている為替チャートはそれぞれの思惑によって生き物のように日々動いています。
機関投資家とは
- 年金機構やヘッジファンドといった、巨額の資産を運用して利潤を得ている集団
そういった背景から、一見すると相場の値動きは不規則で予測が難しそうに思えてしまいます。しかし、適切な分析をすることでチャートの裏側にいるトレーダー達の動向を知ることができ、バイナリーオプションに必要不可欠な値動きの予想が可能となります。
そこでここではまず、値動きを予測するために必要不可欠な効果的な分析方法を種類別に見ていきましょう。
テクニカルチャートで分析する
チャートパターンから今後の反応ポイントやトレンドを予測するには、移動平均線やボリンジャーバンド等のテクニカルチャートを利用すると効果的です。
テクニカルチャート
- オシレーター、トレンド、フォーメーション等に分類されており、過去の値動きや出来高を参考に反発ラインやトレンドを可視化できる指標ツール
例えば代表的なツールの1つであるフィボナッチ・リトレースメントを使えば、トレンド相場の調整局面を狙うことができ、15分や30分以上の時間軸で押し目や戻りを狙った確度の高い順張りエントリーに役立ちます。
以下の記事では各ツールについて更に詳しく解説していますので、参考にして下さい。
この記事で得られる事MT4で利用できるおすすめのインジケーターがわかる 主要インジケーターの攻略法がわかる インジケーターの組み合わせ方がわかるこんにちは松井です。バイナリーオプションで「[…]
経済指標を利用する
各国の経済情勢や政策が公開される指標発表では、その内容に応じて価格が変動しやすくなります。
ポイントは自身がトレードしている通貨に関係したものに注目することであり、全ての主要な経済指標スケジュールはウェブサイトで閲覧可能です。
重要なトピックスでサプライズがあるほど値動きに与える影響は大きく、短期的に100pips程度が乱高下することもあれば、ジワジワとトレンドを形成するような場合もあります。
乱高下とは
- 株価や為替相場において上下に激しく値が動くことで、何かしらの材料をもってトレーダーの売買が活性化している状態
雇用統計や政策金利発表
値動きに大きな影響を与える経済指標発表の中でも、特に毎月第一金曜に発表される雇用統計と、各国の中央銀行が実施する政策金利発表は特に乱高下する可能性が高いです。
中央銀行とは
- 物価安定や経済成長の管理を担う国家の中枢機関で、日本は日銀、米国はFRB、ヨーロッパはECBがそれにあたります。
これらの重要指標は正しく利用すれば確度の高いエントリーができる反面、発表当日に不用意なエントリーをすると全く予期しない方向に価格が走って損失がでてしまう危険性もあるので注意が必要です。
大局のトレンドを掴む
為替相場は人間による売買で動く性質上、ほとんどの場合バイアスの大きい方向へトレンドが発生しています。
為替相場におけるトレンドとは
- 市場に参加しているトレーダーが作り出す相場の流れであり、買いが強くチャートが上向きなら上昇トレンド、売りが強い下向きなら下降トレンドに分類される
したがって、資金を増やすためにはこのトレンドを掴んだ戦略を立てるべきであり、逆方向にエントリーすれば資金はみるみるうちに減ってしまうでしょう。
チャートの見方や相場環境を把握する詳しい手順に関しては、以下の記事がおすすめですので、是非チェックしてみて下さい。
この記事で得られる事相場の原理原則が理解できる 正しいチャートの見方を理解し、相場環境を把握することができるこんにちは、松井です。「チャートの正しい見方を知りたい」と思っていませんか?[…]
ダウ理論を身につける
トレンド判断には先ほど解説したテクニカルチャートも有効ですが、まず最初に覚えるべきは相場の大前提ともいえるダウ理論です。
ダウ理論とは
- 19世紀から用いられている6つの原則を基にした理論で、チャートの形状(値動き)が高値と安値を切り上げていれば上昇トレンド、切り下げていれば下降トレンドといった判断が可能になる
これはほとんどのトレーダーが意識しているものであり、全体と自身の認識を一致させることで方向性のベースを掴むことができます。
ダウ理論を知っているのとそうでないのでは収支に大きな差が生まれますので、特に初心者の方は必修といっても過言ではありません。
ダウ理論をメインにしたおすすめの攻略法は、以下の記事がおすすめですので、是非チェックしてみて下さい。
この記事で得られる事ダウ理論の基本が理解できる トレンドを把握する上で重要となる「相場の転換点」を判断できるようになるこんにちは、松井です。「ダウ理論とよく目にするけどなにかよく分からない」と悩[…]
バイナリーオプションで勝つためのトレード攻略法
3つの分析を解説してきたところで、次は実際のバイナリーオプション攻略法を見ていきましょう。
安定して勝つためには運任せのトレードから脱却する必要がありますので、是非参考にして下さい。
また、こちらの記事で初心者が失敗しないための始め方・勝ち方をまとめましたので初心者の方はこちらも併せてご覧ください。
この記事で得られる事バイナリーオプションの基礎知識が学べる バイナリーオプションの始め方がわかる 初心者が学ぶべきバイナリーオプションの勝ち方がわかるこんにちは、松井です。バイナリーオプション[…]
フィボナッチを使って押し目と戻りを狙う
先ほど解説したフィボナッチ・リトレースメントをトレードに応用することで、相場の調整局面等の反発を狙うことができます。
フィボナッチ・リトレースメントとは
- フィボナッチ数列という自然界にも存在する黄金比を為替チャートに応用したもので、各ライン付近でのプライスアクションを予測することに役立つ
上記は上昇トレンドの起点になった安値と高値にフィボナッチをあてたチャートですが、マーキングしたポイント以外でも強く意識されていることが分かるでしょうか。
この相場であれば調整後の上昇を狙った押し目でエントリーすることができ、表示させない状態よりも格段に根拠がはっきりします。
一方、このフィボナッチはトレンド相場には強く、レンジ相場では効果が発揮されにくい特性がありますので、その点には注意が必要です。
移動平均線とボリンジャーバンドでサポレジを読む
移動平均線とボリンジャーバンドを組み合わせば、相場のサポレジを読み解くことも可能です。
サポレジとは
- 相場の反発ラインの略称で、サポートラインは下落がストップしやすいポイント、レジスタンスラインは上昇がストップしやすいポイント
上記は黄色線が200日移動平均線で、ピンクと赤のラインがボリンジャーバンドとなります。
ボラティリティを可視化するボリンジャーバンドはスクイーズした段階で値動きが小さくなる傾向があり、中心線の赤線にタッチした後にピンク線(シグマライン)に向かうことが多くなっています。
また、同時に表示させている移動平均線もレジスタンスラインとして強く意識されていますので、移動平均線にタッチした段階でLOWエントリーし、次のミッドバンドのサポートでHIGHエントリーしても良いでしょう。
一点注意したいのは、ボリンジャーバンドがスクイーズしたままでは値動きが弱いので、エクスパンション(拡大)したことを確認してからエントリーするようにしましょう。
窓埋めの法則を利用する
土日を経た週明けの相場では、値飛びによる窓開けが起こることがあります。
値飛びによる窓開け
- 一般的には休場となる土日の間に、中東勢や機関投資家による売買があったことにより、週末の終値と月曜の始値に乖離がある状態
具体的には上記の赤枠でできた窓が隣の青枠のような動きで高確率で埋められる特徴がありますので、その方向を意識してエントリーするといったものです。
一方、窓があるからといってそれがトレンドというわけではない点と、窓を埋めてくるタイミングは1日の場合もあれば1週間以上かかる場合もありますので、よく観察するようにして下さい。
三角持ち合いのブレイクエントリー
相場においてのトレンドの原則は高値と安値が切り上げ、あるいは切り下がっている状態ですが、方向感に乏しい場合は高値が切り下がり安値が切り上がって先がしぼんでいるようなチャートになることがあります。
これを為替では三角持ち合いと呼んでおり、この状態から価格が抜けるとその方向に強いバイアスがかかる特徴があります。
三角持ち合いとは
- 高値の切り下げと安値の切り上げが起こってボラティリティが小さくなり、三角形のような形を作るところが由来になっている。
したがって、三角持ち合いをブレイクした方向にエントリーすることで確度を高めることができます。
この攻略法ではブレイク前にエントリーするのではなく、ブレイクした後を狙うことを意識して下さい。
一目均衡表の雲との位置を見る
古くから多くのトレーダーに愛用されている一目均衡表では、相場のトレンドが分かる雲という指標が利用出来ます。
一目均衡表
- 五本の線によって形成された代表的なテクニカルチャートで、トレンドはもちろんエントリーポイントに関しても分析が可能
一目均衡表を構成する先行スパン1と2で囲われた部分が雲と呼ばれており、チャートが雲よりも上にあればHIGH、下ならLOWというシンプルな判断ができます。
ちなみにこの攻略法は最もシンプルな内容となっており、一目均衡表はその他にも多用な活用方法があるテクニカルチャートです。
バイナリーオプションを攻略する際の注意点
ここまではバイナリーオプションに有効な方法を解説しましたが、それらを利用するには注意するべき基本的なポイントがあります。
チャートにはダマシが発生する
移動平均線やボリンジャーバンド等はサポレジの判断に活用することができますが、相場では一旦反発すると見せかけてそのラインをブレイクするダマシが頻繁に起こります。
為替相場のダマシの定義
- サポレジをブレイクすると見せかけて価格が戻ることや、三尊を形成して下落に転じるかと思えば上昇した場合など、本来の流れが否定されること
したがって、自身の予想したポイントに到達したからといってすぐに飛び乗るのではなく、一度冷静に観察して、チャートが確定するのを待つようにしましょう。
1つの根拠だけを信頼しない
バイナリーオプションの攻略には、複数の攻略法を併用することが大切です。
1つだけに頼ってしまうと、それがダマシであった際には大きく損失をだしてしまう可能性がありますので、少なくとも2つ以上を重ねてエントリーの根拠を更に強くしましょう。
一方、複数を併用し過ぎるとチャートが煩雑になり判断が鈍ることになりかねませんので、2つか3つに抑えた方が良いです。
下位足の分析は根拠が弱い
ノイズやトレンド転換の多い1分や5分足は分析の根拠としては弱く、より強いトレンドを掴むためには基本的に1時間足以上で行う必要があります。
ノイズとは
- トレンドに対して短期的に価格が逆方向にブレる現象を指しており、調整よりも更に短い時間タームで起こる
5分足では下降トレンドであっても、更に大きな足では上昇トレンドとなっていることが往々にしてありますので、分析は基本的に上位足で行い、詳細なエントリーポイントを下位足で詰めるようにしましょう。
まとめ
今回はバイナリーオプションで勝つための攻略法を解説してきました。
バイナリーオプションは運試しの要素が強く、すぐに資金を失ってしまうというイメージがつきまとっていますが、正しい知識を学び正しい努力をすれば攻略することができます。
それによって勝利を重ねて資金を増やしているトレーダーもたくさんいます。
そういったトレーダーに共通しているのは、相場状況に適した分析をしていることです。チャートを動かしている思惑を認識し、トレンドを掴んでトレードしています。
したがって、バイナリーオプションは分析と攻略法で勝率を高められるといっても過言ではなく、運試しのマネーゲームにするかどうかはトレーダー次第といえるでしょう。
本記事で解説した攻略法はどれも簡単に利用できるものとなっていますので、是非参考にしてバイナリーオプションを攻略して下さい。
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