- 相場の原理原則が理解できる
- 正しいチャートの見方を理解し、相場環境を把握することができる
こんにちは、松井です。
「チャートの正しい見方を知りたい」と思っていませんか?
チャートをしっかりと理解することはトレードで安定して勝つためには絶対に必要です。
そこで今回は「正しいチャートの見方」について詳しく解説していきます。
「正しいチャートの見方」を知らず、ただ漠然と取引を繰り返していても安定して勝つことは難しいです。
「正しいチャートの見方」と言われてもあまりピンとこないかもしれませんが、
今日お伝えする内容は相場の原理原則について解説しており、これからバイナリーオプションを裁量で頑張っていきたい方や、
サインツールと裁量の両輪でやっていきたい方にはおすすめの役立つ内容となっておりますので最後までしっかりとご覧ください。
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バイナリーオプションでチャートを見る理由
この記事を読み進める前に1つ考えてほしいのですが、
「何のためにチャートを見るのか?」
という疑問にあなたは答えることができますか??
おそらく
「値動きを予測するため」
と答える人が多いと思います。
確かにそれも間違いではないのですが、僕はもう少し具体的に捉えています。
僕がチャートを見る理由は
「買い側と売り側」の圧力のパワーバランスを確認し、どこで買い側と売り側の圧力が逆転するのかを把握するため」
です。
これだけ聞いてもおそらく初心者の方にはピンとこないかもしれませんが、これは非常に具体的かつ重要なポイントでバイナリー オプション攻略のためには欠かせない必須の考え方となります。
買い注文と売り注文について
そもそも相場というものは、世界中の投資家が同じチャートを見た上で、これから
価格が上がると予想 → 買い注文
価格が下がると予想 → 売り注文
をそれぞれの人達が常に行き来しながら多数決のせめぎ合いを行っています。
その結果、買いの勢力が強ければチャートは上昇しますし、売りの勢力が強ければ下落していきます。
この買いと売り、それぞれの勢力のパワーバランスを見極めた上で、買いと売りの圧力が逆転するタイミングを狙ってエントリーすることで勝率が上がってきます。
そのパワーバランス見極めをするために正しいチャートの見方を行う必要があるということです。
チャートの見方で重要な相場の環境認識について
そして、正しいチャートの見方を行う上で非常に重要な要素が「環境認識を行う」という視点です。
どんな手法を使うにしても一番に環境認識を判断しなければ稼ぐことができるようにはなりません。
環境認識を判断せずにただ見ている時間足のチャートを見て判断していたのでは相場の流れを把握できずに負けてしまうことになります。
環境認識とは、
- 時間足よりも長期足における流れ、つまり相場の大きな流れを把握すること
- 見ている時間足の値動きがどのような流れで現在に至っているのか、一連の値動きの流れを視野を広げて見ること
と定義できます。
しかし、これだけだけどイメージが湧きにくいと思いますので、環境認識を以下の2つのフェーズに分けて考えてみます。
環境認識2つのフェーズ
- チャートを見る順番
- チャートを見る視野
チャートを見る順番とチャートを見る視野をしっかりと行うことによって環境認識ができるようになりますのでそれぞれ順を追って説明していきます。
① チャートを見る順番
まず1つ目の「チャートを見る順番」とはどういう事かというと
例えばデイトレードの場合、通貨ペアがUSD/JPYのチャートを見る時は
日足や4時間足の「長期足」を確認
↓
1時間足や30分足の「中期足」を確認
↓
15分足や5分足の「短期足」を確認
といったように長期足から短期足を順番に確認していくことになります。
自分のトレードの5分足や15分足などの短期足を見て長期足を確認するのではなく、まずは長期足を確認することが重要です。
ちなみにどの時間足が長期で、どれが中期、短期なのかという明確な定義はありません。
要するに自分が取引をする時間足の長期から遡って長期 → 中期 → 短期足といった流れでチャートを見ていく事が重要となります。
ここで初心者の方が陥りやすい失敗が「1つの時間足しか見ない」という事です。初心者は複数の時間足を見ずに1つの時間足だけでチャートパターンを確認してしまいがちです。
ほとんどの初心者がひとつの時間足だけでチャートを確認してしまい失敗しています。
プロトレーダーがなぜ稼ぐことができるのかというと、絶対に一つのチャートパターンだけで判断せずに複数の時間足を確認して相場環境を把握しているからです。
なぜ1つの時間足しか見ないことが危険かというと、長期足の流れは常に短期足の流れを支配しているからです。
短期足はあくまで長期足の流れの一部ということは覚えておいてください。
具体例の解説
次にどういうことかチャートを使って具体的に説明します。
以下の画像はEUR/USDの日足のチャートです。
チャートをチェックすれば一目瞭然ですが、価格は下方向に動いている状況なのはお分かりいただけると思います。
ここで注目してほしいのは、この下落トレンドの最中である日足のチャートの一部分(右下の四角で囲んだ部分)にフォーカスし、15分足で見た場合にどういった値動きが変動をしているかという事です。
そして、その15分足のチャートが以下になります。
このチャートからわかるとおり、日足では下降トレンドだったのに対して15分足だけを見ると、価格が下落から上昇に向かっているように見えます。
先程お伝えしたことを思い出してほしいのですが、チャートというのは長期足が短期足を支配しています。
例えば今回のように短期足である15分足が上昇しているからといって、単純に上昇トレンドだと考えるのではなく
「長期足では上昇しているのか?あるいは下落しているのか?」
といった部分を意識して見極めることで分析の捉え方っていうのは異なってきます。
15分足だけで見た分析と変わってくると思います。
ですので上記の長期足のチャートで言えば、
日足のチャートが下降トレンドであると同時に、短期足も下降のトレンドとなるタイミングでエントリーするというのが正しい環境認識の捉え方となります。
これは短期足だけ見ていたのでは絶対に考えることができません。長期足を確認してしっかりと正しい環境認識を捉えてください。
② チャートを見る視野
長期足から順番にチャートを見るということが理解できたら、次に押さえるべきポイントが「チャートを見る視野」です。
チャートを見る視野とは、簡単に言うと「視野を広げてチャート全体を捉える事」を指します。
例えば、下記のチャートのように小さい赤枠内の狭い視点だけでチャートの値動きを見るのではなく
下記のように広い視点で値動きを見るということです。
このように小さな視点と大きな視点、どちらも捉えるというのが2つ目の環境認識のフェーズになります。
チャートを使った具体例の解説
それではこちらに関しても実際のチャートを使って具体的に解説していきます。
黄色の丸の部分から価格が下降しているのですが、少しチャートを俯瞰して見るとサポートラインとレジスタンスラインの間で動くレンジ相場の一部であることがわかりやすくなると思います。
実際に進行形でこの黄色の部分を見ると捉えにくいかもしれませんが、結果としてサポートラインとレジスタンスラインの抵抗線になり得る価格帯だったという事がわかります。
続いてこちらのチャートは、上記のチャートをより広い視野で見たチャートになります(①をより長期間で見たチャート)。
チャート中央上部の四角で囲まれた部分が先ほどのレンジの部分(上記のチャート①)となっています。
そしてこのチャートから
青い矢印の上昇トレンドから高値をつける
↓
下降トレンドへの転換ライン(黄色のライン)をブレイク
↓
下降トレンド(赤色の矢印)に転じる
といった局面である事が読み取れます。
ここで押さえてほしいのが、「転換ラインである黄色のラインをブレイクしてからの下落(赤の矢印)と上記のチャート(①)の下落(黄色の矢印)では同じ下落でも優位性が違う」ということです。
注意点として、その優位性を捉えるためには、視野の狭い視点(チャート①)だけで値動きを捉えるのではなく、視野の広い視点(チャート②)で値動きを捉えないと優位性を把握することはできません。
広い視点で現在までの一連の価格の動きを見ることによって環境認識ができるようになります。
では具体的に先ほどの1つ目のチャートの下降局面(黄色の矢印)と2つ目のチャートの下降局面(赤い矢印)を比べた時に、どちらがより優位性の高い下落なのかというと、2つ目のチャートの下降局面(赤い矢印)の方がより勝ちやすいポイントになります。
なぜなら2つ目のチャートの下降局面は、転換点となるライン(黄色のライン)をブレイクした後の下落(赤の矢印)の部分が買いと売りのパワーバランスが逆転した局面となるからです。
それに対して最初のチャート(①)では下落(黄色の矢印)には転じていますが、この局面を買いと売りのパワーバランスという視点で見ると、確かに若干売りが強いですが、レンジ相場というパワーが拮抗している局面であるため優位性はまだ弱いです。
ですので、確信を持ってエントリーできるほどの根拠とはなりえません。
ここでポイントなってくるのが黄色の水平ラインです。
このラインはこのチャートにおける押し安値の部分に引かており、相場全体のトレーダーの目線が上昇 → 下落 → レンジとなっていたのが、このラインをブレイクすることにより下目線に切り替わります。
もし押し安値や転換ラインの意味がわからないという方は以下の記事で詳しく解説していますのでご覧になってください。
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このように優位性の高い値動きを正しく捉えるためには狭い視点だけではなくて広い視点で値動きを見ることが非常に重要となってきます。
チャートの見方の基本 まとめ
今回の記事では、チャートの見方の基本中の基本を解説しました。
そもそもチャートを見る理由は、
「買い側と売り側の圧力のパワーバランスを確認し、どこで買い側と売り側の圧力が逆転するのかを把握するため」
を確認するためです。
そして、そのためには
- 1つの時間足だけを見るのではなく相場に大きな影響を与えている長期足から順に値動きを見る
- 狭い視野で相場をみるのではなく、広い視野を持って環境認識を行う
この2つが重要となってきますので、今回の記事で解説した方法を普段の取引に活用してみてください。