- ローソク足のパターンがわかる
- ブレイクアウトが起こる仕組みがわかる
- ブレイクアウトロジックが分かる
こんにちは、松井です。
ブレイクアウトロジックという言葉をよく耳にするけどそのロジックをしっかりと理解していますか?
ブレイクアウトロジックとは、ローソク足が指標ラインを突き抜けて大きく上昇もしくは下降することを言います。
バイナリーオプションにおいて有効だと言われているロジックのひとつが「ブレイクアウトロジック」なのです。
今回の記事では、そんなブレイクアウトのタイミングを狙ってエントリーをする「ブレイクアウトロジック」について徹底的に解説していきます。
また、ブレイクアウトロジックを学ぶうえで欠かせないローソク足のパターンについても解説していきます。
この記事を読んで、ブレイクアウトロジックを身につけて、勝率を上げていきましょう。
ローソク足の基本
ブレイクアウトロジックとは、ローソク足が指標ラインを突き抜けて大きく上昇もしくは下降するタイミングを狙ってエントリーをするロジックであるため、「ローソク足がこういう形になれば、相場は上昇している」といったローソク足のパターンについて、しっかり理解しておく必要があります。
そこで、まずはブレイクアウトロジックの学ぶうえで必要なローソク足のパターンについて学んでいきましょう。
ローソク足のパターン
- 大陽線と大陰線
- 陽線と陰線の丸坊主
- 陽線と陰線の寄り付き坊主
- 陽線と陰線の大引け坊主
大陽線と大陰線
まず、ローソク足には「陽線」と「陰線」に分けることができます。
チャート上で2色のローソク足を見たことがあると思いますが、それが「陽線」と「陰線」です。
陽線は、終値が始値より高いレートで完成したローソク足のことをいい、レートが上昇した時に表示されるローソク足です。
陽線が出たらレートが上昇したと覚えましょう。
一方で陰線は、陽線とは反対に、終値が始値より低いレートで完成したローソク足のことをいい、レートが下降した時に表示されるローソク足です。
陰線が出たらレートが下降したと覚えましょう。
陽線と陰線
- 陽線:レートが上昇した時に出るローソク足
- 陰線:レートが下降した時に出るローソク足
そして、この陽線と陰線の大きいもののことを「大陽線」「大陰線」 と呼びます。
大陽線は、為替相場で非常に勢いの強い上昇が起きたときに出るローソク足です。
経済指標や要人発言など重要なことが起きたときに発生する傾向があります。
一方で大陰線は、為替相場で非常に勢いの強い下降が起きたときに出るローソク足です。
こちらも経済指標や要人発言など重要なことが起きたときに発生する傾向があります。
どの程度の大きさであれば、「大陽線・大陰線」と呼ぶという明確な決まりはないのですが、チャート上で見ると明らかに大きさが違うローソク足が出た場合は、「大陽線・大陰線」と考えて良いでしょう。
陽と陰の丸坊主
次に紹介するのが、強い買いと強い売りのサインを示す「陽線(陰線)の丸坊主」と呼ばれるローソク足のパターンです。
陽の丸坊主、陰の丸坊主の最大の特徴はヒゲがないことです。
つまり、陽の丸坊主の場合は安値から高値まで、陰の丸坊主の場合は高値から安値まで一貫して上がり続けたことが分かります。
結果、陽の丸坊主の場合は「強い買いのサイン」、陰の丸坊主の場合は「強い売りのサイン」だと言われています。
陽線と陰線の寄り付き坊主
強い買いや強い売りが落ち着いてきていることを示しているのが「陽線(陰線)の寄り付き坊主」と呼ばれるローソク足のパターンです。
陽の寄り付き坊主、陰の寄り付き坊主の最大の特徴は大陽線・大陰線に短いヒゲがついていることです。
つまり、大陽線・大陰線で大きく値動きしたものの、一度値が戻り、勢いが落ち着き始めていることになります。
陽の寄り付き坊主の場合は「買いのサイン」ではあるものの上昇の勢いはあまりないので注意が必要、陰の寄り付き坊主の場合は「売りのサイン」ではあるものの下降の勢いはあまりないので注意が必要だと言われています。
陽線と陰線の大引け坊主
ここまで紹介した中でもっとも買いや売りの勢いが強いことを示しているのが「陽線(陰線)の大引け坊主」と呼ばれるローソク足のパターンです。
陽の大引け坊主、陰の大引け坊主の最大の特徴は大陽線に短い下ヒゲがついている、大陰線に短い上ヒゲがついていることです。
つまり、一度安値・高値の方向に動こうとしたもの、上昇・下降の勢いが強く大陽線・大陰線が発生している状態になります。
安値・高値を試して、逆方向に動いているので、陽の大引き坊主の場合は「強い買いのサイン」陰の大引き坊主の場合は「強い売りのサイン」だと言うことです。
先ほどお話しした陽(陰)の丸坊主よりもさらに勢いが強いことを示しているローソク足です。
ブレイクアウトが起こる仕組み
ローソク足のパターンについて分かったら、いよいよブレイクアウトについて学んでいきましょう。
ブレイクアウトとは、「直近の高値もしくは安値を超えたあと、価格が大きく動いた瞬間」のことを言います。
そもそもブレイクアウトはなぜ起こるのでしょうか?
為替市場では、通貨を「買いたい」と思っている人と「売りたい」と思っている人がいて、常に売買を繰り返しています。
そして、売買をしている投資家たちは、自分が予測した方向と逆方向に動いた場合の安全策として、一定のポイントに為替レートが達したとき、強制的に決済をしてくれる「逆指値注文(ストップロス)」を置いているんです。
この逆指値注文を置くポイントとしてもっとも良いとされているのが、直近の高値と安値です。
つまり、高値と安値に達すると通常の注文加えて、逆指値による注文が約定するので値幅が大きくなり、ブレイクアウトが起きるというわけです。
これがブレイクアウトの仕組みになります。
ただ、予測はできても、厳密なブレイクアウトのタイミングは誰にも分かりません。
ブレイクアウトの瞬間を狙ってエントリーするのは非常に危険なため、バイナリーオプションにおいては以下で紹介するようにブレイクアウトの後を狙うのが一般的です。
ブレイクアウトロジック
では、実際にブレイクアウトロジックの解説をしていきたいと思います。
ブレイクアウトロジックとして覚えてほしいことは、以下の通りです。
ブレイクアウトロジック
- レジスタンスラインとサポートライン
- ブレイクアウトによるトレンド発生を狙う
- ブレイクアウトを利用した逆張り戦略
- ダマシに注意
- 経済指標発表時のブレイクアウトには注意
レジスタンスラインとサポートライン
まず覚えて頂きたいのが、「レジスタンスライン」と「サポートライン」です。
先ほどブレイクアウトとは、直近の高値と安値を超えた瞬間だと説明しましたが、このブレイクアウトの瞬間を分かりやすくするために、チャート上の高値と安値に引いた線を「レジスタンスライン」「サポートライン」と呼びます。
この2つのラインは高音や安値を結んで線を引くことで値動きがどこで止まっているかを厳密に判断するために利用します。
もし、この2つのラインを超えて大陽線や大陰線が出たらブレイクアウトだということです。
ブレイクアウトロジックをやるうえでは、まずレジスタンスラインとサポートラインを引いてみましょう。
ブレイクアウトによるトレンド発生を狙う
基本的にレジスタンスライン、ブレイクアウトラインを突破して、ブレイクアウトが起きた場合には、トレンドが発生することが多いです。
トレンドとは
- 直近の高値を超えたら上昇トレンド
- 直近の安値を下回ったら下降トレンド
ブレイクアウトが起きるまで反発のポイントになっていたラインを超えるほどの勢いがあるということは、トレンドが発生するのも当然ですよね。
また、ラインで反発していた時間が長ければ長いほど、ラインを超えた勢いは強いということになるのでトレンドも強くなります。
実際のチャートを見てください。
レジスタンスラインをブレイクアウトした後、上昇トレンドが発生しています。
この上昇トレンドを狙ってエントリーをしていくのがブレイクアウトロジックです。
しかし、トレンドと言っても、一方向に進んでいくわけではなく、上がったり下がったりを繰り返しながら動いていきます。
つまり、トレンドと逆方向に動くときにエントリーしてしまえば、トレンド中であっても負けてしまうので注意が必要です。
このような事態を防ぐためには、再びラインを利用するのがおすすめです。
ブレイクアウトをした瞬間、今までの高値は安値へと変わるので、レジスタンスラインだったラインもサポートラインへと変わります。
本来レジスタンスラインやサポートラインはそこを値動きの限界点とするというラインなので、ラインに当たれば、反発してトレンド通りの動きになると予測できるんです。
このようにサポートラインやレジスタンスラインの特性と組み合わせることで、うまくエントリーしていきましょう。
ブレイクアウトを利用した逆張り戦略
先ほどもお話ししたように、トレンドと言っても必ず上下に動きながら進んでいきます。
つまり、ブレイクアウトしたとしても一度は必ず、逆方向に進む瞬間があるんです。
この特性を利用して逆張りを仕掛けることができます。
このとき利用するのが、今の相場が「買われすぎているのか」「売られすぎているのか」を判断するテクニカル指標である「RSI」です。
RSIは、RSI値が30を下回ったら「売られすぎ」、70を上回ったら「買われすぎ」と判断することができます。
そして、売られすぎ、買われすぎということは、レートが反発する可能性が高いということです。
ブレイクアウト後、長いローソク足が出たときに、RSIが買われすぎ、売られすぎを示していたのであれば、そこで短期の逆張りを仕掛けていくんです。
RSIが買われすぎ、売られすぎを示しているということはレートが一時的に反転する可能性が高く、短期取引であれば十分に勝つことができると思います。
RSIはバイナリーオプションにおいて非常に重要なテクニカル指標なので、知らない人はこちらの記事で詳しく学んでみてください。
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ダマシに注意
ブレイクアウトロジックをする上で注意すべきことは「ダマシ」です。
ダマシとは、ブレイクアウトしたと思ったのに、レートがライン内に戻ってしまうことを言います。
もし、画像の位置にレジスタンスラインを引いていたとすると、白い丸をつけた場所でブレイクアウトしたように感じてしまいます。
しかし、実際はその後、レートがレジスタンスラインの下に戻ってしまっているんです。
これではブレイクアウトをしたことにはなりません。
ダマシに合わないためには、大陰線・大陽線が出たか確認することが大切です。
また、先ほど解説したRSIを確認して、買われすぎ、売られすぎているのであれば、一度様子を見るというような方法もダマシを回避するためには有効です。
ダマシはある程度仕方ないことではありますが、上記の2点の確認し、うまく回避するようにしましょう。
経済指標発表時のブレイクアウトには注意
冒頭でお話ししましたが、ブレイクアウトが起こるきっかけとしてよくあるのが、「経済指標発表」です。
経済指標が発表された時は大きな値動きが起きやすいので、結果としてブレイクアウトが起きやすくなります。
しかし、発表された経済指標があまりに市場にインパクトを与える数値だった場合は、規則性がなく突拍子もない値動きをする可能性があり、ブレイクアウトロジックが通用しないこともありますので、十分に注意するようにしてください。
経済指標について詳しく知りたい人はこちらの記事で解説していますので、読んでみてください。
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まとめ
今回の記事ではバイナリーオプションのブレイクアウトについて詳しく解説しました。
為替相場はランダムに動いているわけではなく、参加している投資家が動かしているものです。
そのため、大衆心理からある程度規則的な動きをするんです。
今回紹介したブレイクアウトなどは、まさに大衆心理がもたらす規則性のある値動きの仕方なので、仕組みを理解しておけばバイナリーオプションに役立てることができます。
また、相場の様々な局面でエントリーができるロジックを知っておけば、それだけエントリーができるタイミングも多くなるので稼ぎやすくなります。
ブレイクアウトロジックは少し難しいかもしれませんが、ぜひ学んでやってみてください。
ブレイクアウトロジックは慣れないとなかなかタイミングを掴むのが難しいかもしれません。
まずはデモトレードで練習してみるのもひとつの手だと思います。
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