ダウ理論の押し安値と戻り高値で分かる必勝エントリーポイント!

この記事で得られる事
  • 相場の転換点が理解できる事により無駄なエントリーをさけ勝率を上げることができる
  • ダウ理論を根拠にしたエントリーポイントを理解できる

こんにちは松井です。

今回の記事は、以前解説した「ダウ理論」の続きになります。

相場においてトレンドの転換点、つまり「どの時点でトレンドが終了するのか?」

について詳しく解説していきます。

トレンドの転換を把握することにより、無駄なエントリーを避ける事ができるので勝率を高める事が可能となりますし、ダウ理論に基づいた的確なエントリーポイントも解説していますのでぜひ参考にしてください。

前回の記事を読んでない方はこちらから

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ダウ理論について

押し安値・戻り高値とは?

「トレンドの転換点」の定義について解説する前に、とても重要な部分について説明します。

それが押し安値戻り高値についてです。

 

トレンド転換のテクニックについてはこちらも参考にしてみてください。

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トレンド転換を狙うテクニック.001

押し安値

押し安値は上昇トレンドで出現します。
上昇トレンドにおいて、切り上げた高値の起点となった安値を「押し安値」と呼びます。
(この2つはセット)

押し安値・戻り安値

 

戻り高値

戻り高値は下降トレンドで出現します。

 

下降トレンドにおいて、切り下げた安値の起点となった高値を「戻り高値」と呼びます。
(この2つはセット)

戻り高値のチャート

 

押し安値と戻り高値からわかる事

なぜこのように、わざわざ「押し安値」と「安値」、「戻り高値」と「高値」を区別して考えるのか?

 

これには明確な理由があるんです。それは、それぞれの力関係がわかるからです。

 

どういう事なのか下記の画像で説明します。

押し安値・戻り高値のチャート

①の最初の安値:売りの勢いが強く、前回の高値のラインを押し返して切り上げることに成功した起点の安値(押し安値)

②の安値:その前の高値→②の安値→高値(高値更新せず)となっており、買いの圧力が失速しています。

 

なので、①の押し安値と②の安値を比較した際に、①の押し安値の方が強い力が働いているという考えになります。

 

つまり、①の安値の方が相場としては意識されているポイント、買いの圧力が強くなった起点となるポイントと考える事ができます。

 

ここでやっと、当初の「トレンドの転換点」の話に戻ります。

このような、より相場として意識されているポイント(買いまたは売りの圧力が強いポイント)をブレイクした所がダウ理論における「トレンドの転換点」として判断されます。

 

前回の記事で紹介した問題の解答

転換点の解説

上の図では、「トレンドの転換点となるのはA〜Dのうちどのポイントになるのか?」という問題でした。

 

先ほど説明を踏まえると、押し安値のラインをブレイクしている「D」が「トレンドの転換点」となるのがわかると思います。

 

なぜA〜Cのポイントが転換点とならないか?

まず大前提として、このようなダウ理論を元に投資家たちは、「A〜Cのポイントは転換点ではない」と相場を認識しているので、これらのポイントでは「売りの圧力は弱いとういう認識を持っている」という事は意識しておいてください。

 

それでは各ポイントについて説明していきます。

【ポイントA】
直近の高値を切り下げているが安値は切り下げていない
→この段階では上昇トレンドが終わっていない、もしくはレンジ相場に突入する可能性があるので明確な転換点とは言えません。

 

【ポイントB】
高値切り下げ→安値を切り下げているポイント
→上記で説明した通り、ブレイクした安値が押し安値ではないため転換点としての根拠は弱い
なぜなら、「その下の押し安値のラインで反発する可能性が高い」と考える投資家も多いので転換点とは言えません。

 

【ポイントC】
再度、高値を更新し、頂点となったポイント
→当然、再び上昇方向に進んでいるので転換点とはなりません。

 

【ポイントD】
初めて押し安値をブレイクしたポイント
→トレンドの転換点として認識されます。

 

投資家たちの目線

今までの話をまとめると、投資家たちは相場において以下の画像に示したように、上目線と下目線を切り替えています。

投資家たちの目線の解説

 

バイナリーオプションにおけるエントリーポイント

では実際に今までの説明を踏まえて、実際にバイナリーオプション取引ではどのポイントを狙っていけばいいのかを解説します。

 

よくエントリーポイントとして説明されている所

まずは、よく説明されているエントリーポイントについて解説します。

エントリーポイント①

高値を切り上げる事がをできなかった「A」のポイントを踏まえて、レンジ相場になると考えたり、上昇トレンドが継続していると考えて、直近の安値のラインでHighの方向でのエントリー。
(下記の図の矢印のポイント)

 

投資家たちの目線の解説

このポイントの場合、エントリーポイントとしての根拠は弱いです。

なぜなら、「Aのポイントで高値を切り下げている=売りの圧力が強い」となってくるのでHighエントリーは不利になるからです。

 

ダウ理論に基づいた的確なエントリーポイント

ではより的確なエントリーポイントはどこになるのかを説明します。

 

正解から言いますと、下記の図のDのポイントを通過した後、再び上昇して押し安値のラインに到達した矢印の部分でLowエントリーを仕掛けるのが的確なエントリーポイントとなります。

投資家たちの目線の解説

先ほども説明した通り、押し安値をブレイクした「D」のポイントで投資家たちは目線を下方向に切り替えます。

 

そして相場の中でより意識されている押し安値のラインでLowエントリーを仕掛けるのは非常に理にかなっているからです。

 

まとめ

今回の記事ではダウ理論において非常に重要な考えとなる「押し安値」と「戻り高値」について解説し、それぞれ相場において意識されるポイントがあるとお伝えしました。

 

このポイントを見極め、ダウ理論に基づいた的確なエントリーポイントを見つけることにより、しっかりとした根拠を持った上でエントリーを行う事ができ、勝率を高める事が可能ですので自分の手法として落とし込むために理解しておきましょう。

 

また、今回紹介したダウ理論と合わせた勝率アップの秘訣を知りたい方はこちら↓

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はじめまして松井隼人と申します。 僕は現在バイナリーオプション、FXのトレードを中心に、システム開発と投資事業を展開しています。   このブログサイトでは、バイナリーオプションやFXについてこれまで僕が学んだ知識や失敗経験を踏まえ 「ゼロから月収100万円稼げるスキルを身につける」 をテーマにトレード全般の情報をお届けしています。  

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