- 包み足を使ったエントリーポイントがわかる
- 包み足がなぜ反転サインとして有効なのかがわかる
こんにちは、松井です
今回は
包み足
を利用した攻略方法を詳しく解説します。
包み足とは2本のローソク足の組み合わせによって形成されます。
この組み合わせによって価格の推移や有効な反転ポイントを読み取ることができます!
詳しく解説していますのでぜひご覧下さい。
ローソクの組み合わせ「包み足」とは
包み足は2本のローソク足を1組に考え、定義としては以下の通りです。
包み足の定義
1本目のローソク足を次のローソク足が包み込んだ状態
包み線・抱き線・アウトサイドバーとも呼ばれます。
前足の高値と安値を次足陰線の高値と安値が包み込んだ状態、
そして陰線の終値が前の陽線の安値を切り下げた状態です。
反対に陰線→陽線の包み足のパターンは、
次足の陽線の高値と安値が前足の陰線を包み込み、
最終的に陽線の終値が前の陰線の高値を切り上げた状態を指します。
転換のサインとしての役割
そしてこの包み足は、転換のサインとしての役割を持ちます。
ただし、包み足が出現したからといって必ずしも転換のサインとして働くわけではなく、
どのようなポイント(場所)で出現するかによって転換のサインとなるかが変わってきます。
上昇傾向の中、レジスタンスラインのある高値圏で下記の図のような
陽線→陰線での包み足が出現した場合は下落への転換サインとなり得ます。
また反対に下降傾向にある中、サポートラインのある底値圏で下記の図のような
陰線→陽線での包み足が出現した場合は上昇への転換サインとなり得ます。
包み足が転換点として働く理由
それではなぜ包み足が高値圏や底値圏で出現したら転換点として働くのか?
その理由について詳しく解説します。
この理由を考える時に特に重要となってくるのが、
そのローソク足がどういった価格の推移によって形成されたのかを考えることが非常に重要です。
以下の図では先程の
陽線→陰線での包み足のローソク足の組み合わせにおける価格推移のイメージを表しています(あくまでイメージですので実際はもっと複雑な動きをしている可能性もあります)。
ポイント
- 陽線(前足)の安値
- 陽線の高値
- 陰線(次足)の高値が陽線の高値を更新
- 陰線で価格が下落し陽線の安値を更新
- 最終的に少し価格が持ち替えしたが陽線の安値より低い価格で終値をつける
そして、この価格推移を「ダウ理論」を元に考察します。
上記の価格推移の中で押し安値に当たるのが①のポイントです。
そして次足の陰線でその押し安値をブレイクしています。
ダウ理論においては、この押し安値をブレイクした時点が相場の転換点とされています。
当然、この考えは陰線→陽線での包み足のパターンでも同じです。
包み足の信頼性が高い局面とは
包み足がより有効な場面について解説します。
包み足がより有効な場面
より長期足(1時間以上、4時間足、日足など)で包み足が出現すると転換点としてより信頼性が高くなる。
実際に1分足や5分足のチャートを見てもらえばわかると思うのですが、転換としては働かないことが多いです。
その理由は、長期足が値動きを支配しているからです。
(大きい取引きを行う機関投資家やトレーダーは長期足を取引の基準にしていることが多いため)
それはつまり長期足の方がより大衆心理が反映されやすいということです。
ただし、5分足においても包み足が有効となる場面もあります。
それは、1時間足などの上位足で、意識されているレジスタンスライン(サポートライン)が存在する天井圏(底値圏)での包み足の出現は転換点として信頼性は一気に高まります。
包み足を利用したエントリーポイント
では実際に、包み足が出現した時にどのようなポイントでエントリーを狙えばいいのかについて解説します。
包み足でのエントリー
包み足となったローソク足の安値を次足でブレイクしたタイミングでのエントリーが有効
包み足が確定した瞬間(次足の始まりの瞬間)でのエントリーではなく、
包み足となった陰線の安値(ネックラインとして捉える)を次足でブレイクしたタイミングでのエントリーの方が確実性が高くなります。
このエントリー方法はFXにおいてもセオリーとされています。
まとめ
今回の記事では包み足を用いた具体的なエントリーポイントと包み足が転換として働く理由について詳しく解説しました。
包み足は有効なラインが存在する高値圏や底値圏で転換点として働きます。
そして今回の記事を通して特に伝えたかった重要なポイントは
ポイント
- 1つのローソク足の形だけで判断するのではなく、複数のローソク足を見ることにより相場の動きをより正確に捉えることができる
- 複数のローソク足を見て価格のイメージの推移を認識し、ダウ理論や波動の理論に置き換えて分析
以上の2点です。
今回の記事を読んで単純に
「包み足が出たらそろそろ反発するんだな」
と考えるのではなく、こういったポイントを意識できるようになると様々な場面で応用できますし、
バイナリーオプションで勝ち続けるには必ず必要となってくる考え方ですので
ぜひ今後の相場分析の参考にしてみてください。
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