鉄板反転シグナルを知ってバイナリーオプションの勝率アップする方法

この記事で得られる事
  • ローソク足の本質を理解し、チャートの見え方が変わる
  • 高い根拠を持ったエントリーができるようになる

ローソク足の解説記事、第二弾です。

前回は大陽線と大陰線について詳しく解説しました

 

今回は上ヒゲ陽線・上ヒゲ陰線と下ヒゲ陽線・下ヒゲ陰線について詳しく解説します。

 

これらのローソク足がどういった形状なのか?

どういったシチュエーションによってどのような動きを見せるのか?

 

その本質を学ぶことにより強い根拠を持ってエントリーすることが可能となりますのでぜひご覧になってください。

 上ヒゲ陽線・上ヒゲ陰線

基本的な見方

別名「上影陽線・上影陰線」とも言われています。

また、実体に対して上ヒゲが3倍以上の長さを形成したものを「トンカチ」(欧米ではピンバー)と呼ばれます。

上ヒゲ陽線・上ヒゲ陰線の解説

このローソク足は、

始値→価格が上昇して高値をつけ→最終的に価格が下がり終値

という流れで形成されています(当然もっと複雑な場合もあります)。

このローソク足が形成される背景として

買いの注文が入って価格が上昇したが売り注文がさらに大きく入る

価格が下がった所で買いポジションを持った人たちの損切り

売り注文がさらに加速し、結果として価格が下がる

と考えられます。

 

高値圏における反転シグナル

そしてこのローソク足は出てくるシチュエーションにより捉え方が違ってきます。

一般的には、上昇中の高値圏で上ヒゲ陽線や上ヒゲ陰線が出現すると転換となり下落に転じるとされています。

 

なぜなら上記で説明したとおり、一度高値はつけたが最終的に売りの勢力が強くなって上ヒゲをつけたので、次のローソク足でもその勢いのまま下落が進むと考えられるからです。

上ヒゲ陽線・上ヒゲ陰線の解説

 

では次に実際のチャートを例に解説します。

 

以下のチャートでは価格が徐々に上昇していく中で、

天井圏で上ヒゲ陰線が出現して売りの勢力が強くなり下落に転じているのが分かると思います。

上ヒゲ陽線・上ヒゲ陰線のチャート

注意ポイント

上記のチャートのようにレジスタンライン付近や高値圏で出現すると転換点となるのですが、それ以外の場面で出現したとしても必ずしも転換するわけではありません。

単線観測(ローソク足1本での判断)の場合、あくまで上下に動いている価格の途中経過に過ぎないという事を覚えておいてください。

上ヒゲ陽線・上ヒゲ陰線のチャート

 

あくまで上昇している中での天井圏、レジスタンスラインやキリ番などの他の要素と組み合わせることにより根拠が強くなるという認識を持っておいてください。

 

安値圏での反転シグナル

逆に安値圏で上ヒゲ陽線や上ヒゲ陰線が出現した時はどう捉えるのかを解説します。

一般的には、下落トレンドの中の安値圏で出現すると上昇に向かう転換点のシグナルとされています。

上ヒゲ陽線や上ヒゲ陰線の解説

 

上ヒゲ陽線・上ヒゲ陰線の反転確率

以前、3つの通貨ペアで一定期間におけるこの上ヒゲ陽線・上ヒゲ陰線の反転確率を調べました。

上ヒゲ陽線・上ヒゲ陰線の反転確率

上ヒゲの長さが実体に対して3倍、4倍、5倍それぞれで算出

→結果、単線観測(ローソク足1本での判断)としては52〜53%程度の反転確率で上ヒゲが長いほど反転する確率が数%高く、上ヒゲ陰線より上ヒゲ陽線の方が2〜3%高いという結果が得られました。

 

つまり、上ヒゲ陽線・上ヒゲ陰線単体でのエントリーでは高い勝率を出すことはできません。

ですので僕は仮にこのようなローソク足が出現しても静観しています。

どういった大きさ、ヒゲの長さ、それまでの相場の流れを見た上で総合的にエントリーするかどうかを決めています。

 

下ヒゲ陽線・下ヒゲ陰線(カラカサ)

続いて下ヒゲ陽線・下ヒゲ陰線について解説します。

基本的な見方

別名「下影陽線・下影陰線」とも言われています。

また、実体に対して下ヒゲが3倍以上の長さを形成したものを「カラカサ」と呼ばれます。

下ヒゲ陽線・下ヒゲ陰線(カラカサ)の解説

価格の推移

始値→売りの勢力が強くなり安値をつけ→買いの勢力が強くなり終値

始値より終値が高くなれば陽線

始値より終値が低くなれば陰線

 

安値圏における反転シグナル

上ヒゲ陽線・上ヒゲ陰線と同じで出現するシチュエーションにより捉え方が違ってきます。

一般的には、下落トレンドの中の安値圏においてで出現すると上昇の転換シグナルとされています(特にサポートラインなどがあると根拠は強まります)。

安値圏における反転シグナル

上記の価格推移の図を見ていただければイメージしやすいと思いますが、価格が安値をつけた後、最終的に買いの圧力が強くなって上ヒゲをつけているので、その勢いに乗って上昇方向に進むという事です。

 

下記の実際のチャート上では、安値圏において下ヒゲ陽線が転換のシグナルとなっているのが確認できます。

安値圏における反転シグナルのチャート

 

 

高値圏における反転シグナル

反対に上昇トレンドの中において高値圏で下ヒゲ陽線・下ヒゲ陰線が出現した場合も同様に反転のシグナルとして捉えることができます。

高値圏における反転シグナルの解説

この価格推移の背景としては、

上昇した価格に対して買いポジションを持っていた投資家達の利益確定による売りにより下落

その下落(下ヒゲ)を見て、買い遅れた投資家の押し目買い

結果として値が戻される

と考えられます。

そして、さらにこれが陰線で終われば買い注文に停滞が起こっていると判断でき、売りの圧力が強くなります。

また、このシグナルサインは安値圏でのトンカチより反転確率が高く、陰線のほうが陽線より反転確率が7〜8%高いというデータが得られています。

 

まとめ

今回の記事では上ヒゲ陽線・上ヒゲ陽線と下ヒゲ陽線・下ヒゲ陰線についてどのような状況で有効な反転シグナルとなるのかを解説しました。

高値圏や安値圏で出現することにより転換シグナルとして有効に活用できますが、特に以下のポイントも意識することにより精度の高いエントリーが可能となりますので実際のチャートを見て勉強してみてください。

 

意識するポイント

  • そこまでに至るチャート流れ
  • 有効なラインの有無
  • キリ番(価格の小数点以下の数字が00のようなキリのいい価格)
  • より上位足の方が根拠が高い

 

また、今回紹介した鉄板反転シグナルと合わせた勝率アップの秘訣を知りたい方はこちら↓

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はじめまして松井隼人と申します。 僕は現在バイナリーオプション、FXのトレードを中心に、システム開発と投資事業を展開しています。   このブログサイトでは、バイナリーオプションやFXについてこれまで僕が学んだ知識や失敗経験を踏まえ 「ゼロから月収100万円稼げるスキルを身につける」 をテーマにトレード全般の情報をお届けしています。  

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