こんにちは、松井です。
ハイローオーストラリアで取引している時、突然価格が急上昇や急下降をして負けてしまった、という経験はないでしょうか。
瞬間的な価格の変動はノイズと呼ばれるもので、テクニカル分析が通用しない曲者です。
完全な予測ができない分、ノイズの影響で勝率がなかなか上がらないことも珍しくありません。
しかし、ノイズは性質を理解すれば対策を立てることができ、ある程度は攻略が可能です。
そこで今回の記事ではノイズとは何か、ノイズの性質や攻略方法、回避するにはどうしたら良いかまで詳しく解説していきます。
これまでノイズに悩まされてきた方は、ぜひ最後まで読んでいってください。
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- バイナリーオプションにおけるノイズとは何か
- ハイローオーストラリアでノイズを攻略する方法
- ノイズ狙いの取引のデメリットとノイズの回避方法
バイナリーオプションのノイズとは?
冒頭でも触れたように、バイナリーオプションにおけるノイズとは突発的な値動きを指します。
ハイローオーストラリアのチャートでいうと、画像のようにチャートが一瞬だけ大きく変動している箇所がノイズです。
視覚的にいうなら、直角に近い動きをしている場面はノイズに当てはまります。
ノイズの特徴として、発生後はすぐに元の価格に戻ろうとする性質があるため、見極めることができればエントリーチャンスになります。
ノイズの語源と意味
そもそもノイズは「雑音」や「騒音」を意味する英語で、不要な音や情報を指します。
例えば音楽を聴いている時に本来その曲にない、「ザザザ・・・」「ブツ、ブツ」といった音がしていたらノイズのある状態です。
また、テレビを見ている時に砂嵐のような画面になってしまう現象もノイズに該当するでしょう。
こういった意味をバイナリーオプションで当てはめて考えるなら、ノイズとはチャート分析が通用しないイレギュラーな動きといえます。
ノイズの発生を予測できる?
先ほど説明したように、発生後の動きが読みやすいノイズは見極めることができれば絶好のエントリーチャンスになります。
しかし、バイナリーオプションにおけるノイズがイレギュラーなものである以上、発生を完全に予測することはほぼ100%不可能です。
そのため、ノイズを使った取引を行うなら発生タイミングを予測しようとするのではなく、発生した際の見極めに力を注ぐべきでしょう。
ハイローオーストラリアでノイズを見極めるためのポイント
ハイローオーストラリアでノイズの発生を見極めるポイントは、相場の状況を理解しておくことです。
いかにノイズが突発的な値動きであっても、相場状況を把握しておけばノイズをある程度警戒しておくことは不可能ではありません。
トレンド相場とレンジ相場であればトレンド相場の方が対策が立てやすいため、見極めにはおすすめです。
それぞれの相場について、ポイントを解説していきましょう。
トレンド相場
トレンド相場は、ノイズの見極めを比較的行いやすい相場です。
なぜならトレンドがある相場は基本的には一方向へ動いていて、例えば上昇トレンドならチャートは上へ向かっていきます。
画像のようにトレンドがはっきり出ているチャートの場合、下降トレンドへの転換点と思われる突発的な下落がノイズになりやすく、そういったノイズはダマシとも呼ばれます。
本当に下降トレンドに転換するポイントならそのままブレイクしていきますが、レジスタンスライン・サポートラインやトレンドラインなどの支えがある場合は先にノイズを疑いましょう。
トレンド相場ではむしろ、価格が一方向に動いていることがわかっているので以下の戦略が成り立ちます。
- 上昇トレンドならハイ、下降トレンドならローを狙う
- トレンドに対して逆行するノイズを狙う
トレンドに沿ったエントリーは、バイナリーオプションの勝率を上げるためには基本中の基本です。
そこで、上昇トレンド中に瞬間的に価格が下がるノイズが発生した際、ハイでエントリーを仕掛ければ高勝率の勝負ができます。
できるだけ有利なポイントを待つことで勝率は上がるので、トレンド相場であえて逆方向のノイズを待つのは効果的な手段です。
レンジ相場
一定の値幅を動くレンジ相場はトレンド相場に比べ、どうしてもノイズと思われる箇所が多くなります。
特にレンジの上にあるレジスタンスライン、下を支えるサポートラインに近づいた時に値動きが激しくなり、ノイズも発生しやすくなります。
ラインをブレイクすればトレンド発生のポイントとなりますが、
- レンジ幅の中
- レジスタンスライン・サポートライン付近
これらの条件を満たしているようなら、トレンド転換ではなくノイズと判断した方がリスクは低いでしょう。
ハイローオーストラリアでノイズを狙って取引できる?
それでは、実際にハイローオーストラリアでノイズ狙いの取引をする方法を紹介していきます。
基本的には、
- 上方向のノイズ:ローでエントリー
- 下方向のノイズ:ハイでエントリー
このように、ノイズの発生方向と逆にエントリーするだけです。
ただし、単純に逆方向へエントリーしているだけではギャンブルと大して変わりません。
ノイズ狙いのエントリーで勝率を上げるためには、通貨ペア選びと取引時間の選択が非常に重要です。
通貨ペア
通貨ペア選びについては、ノイズ狙いのトレードとの向き・不向きがはっきりわかれます。
ノイズ狙いの取引はそもそもが瞬間的な価格変動を利用する戦略なので、普段から変動が激しい通貨ペアは不向きです。
基本的にUSD/JPY(ドル円)のように取引量が多く、チャートが安定しやすいメジャー通貨がおすすめです。
逆にビットコイン関連の通貨ペアや仮想通貨は相場変動が激しいため、ノイズ狙いの取引とは相性が良いとはいえません。
もちろん価格変動の激しさは時間帯や経済指標発表なども絡むので、取引にあたっては必ずチャートを確認して通貨ペアを決めましょう。
ハイローオーストラリアの通貨ペアの特徴については、こちらの記事でも詳しく解説しているのでご覧ください。
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30秒取引
実際の取引では、ノイズを狙うなら30秒取引がおすすめです。
ノイズは発生後すぐに元に戻ろうとするので、1時間取引や1日取引など長時間の取引とは相性が悪いです。
そのため、ノイズ発生後間もなく判定時刻が訪れる30秒取引を選びましょう。
しかもハイローオーストラリアの30秒取引はエントリータイミングから30秒間なので、5分や15分といった枠に縛られません。
できるだけ短期決戦で勝負できる30秒取引は、ノイズ狙いのエントリーと好相性といえます。
- ノイズ狙いなら30秒取引(Turbo取引)がおすすめ
- 30秒取引はエントリー時点からカウントになる
ただし同じ30秒取引であっても、スプレッド取引は推奨しません。
スプレッド取引はペイアウト率が高い代わりに判定にあたって一定の値幅が加算されるため、短時間取引だと勝率を上げるのは至難の業です。
ハイローオーストラリアでノイズ狙いの取引をするなら、Turboを選ぶことで勝率アップにつながります。
ハイローオーストラリアの短期取引やスプレッド取引については、こちらの記事でも詳しく解説しているのでご覧ください。
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ノイズ狙いの取引にはデメリットも多い
こうして見るとノイズ狙いの取引も現実的に思えてきますが、トレード手法としてはデメリットの多さも見過ごせません。
確かにノイズ狙いの取引には、ハイローオーストラリアの取引画面をチェックするだけで良く、MT4などでの複雑なチャート分析が不要というメリットがあります。
バイナリーオプション初心者の方にとっては、難しい分析をしなくてもシンプルなエントリー判断ができるノイズ狙いの取引は取り組みやすい手法といえるでしょう。
しかし一方で、複雑な分析をしないということはギャンブル性が高いことも意味します。
ノイズ狙いの取引はロジックがシンプルなだけに、相場が荒れている時などはうまく機能しないことも珍しくありません。
また、30秒という短期取引を行う以上、ノイズを狙ってエントリーしても別のノイズや判定時間ギリギリのノイズが発生して目論見が外れてしまう可能性が考えられます。
ノイズ攻略方法だけでは勝率を上げにくい
さらに、勝率の上がりにくさもノイズ狙いの取引を行う際には覚えておくべきです。
30秒取引のTurboを使えば15分取引のHighLowよりもペイアウト率は高くなるものの、勝率が50%を切っていれば利益にはなりません。
30秒取引のペイアウト率を1.95倍として考えると、利益を上げるには少なくとも勝率52%が必要です。
- ペイアウト率1.95倍は勝率52%が損益分岐点
しかし、ノイズ狙いの取引ではテクニカル分析をほとんど行わずに取引するので勝率はなかなか上がりません。
そのためノイズ狙いの取引だけで安定して稼いでいくことは難しく、全体的なメリットとデメリットのバランスを考えるとあまりおすすめの手法とはいえないでしょう。
ノイズを避けるには?
攻略方法にデメリットが多い以上、基本的にはノイズは勝負するよりも避けた方が安全です。
ただ、すでに説明したようにノイズの発生を完璧に予測することはできません。
機関投資家などの大口注文が入った時に発生しやすい面はあるものの、いつ、どのタイミングでどれくらいの規模のノイズが発生するかは残念ながら誰にもわからないのです。
ノイズの影響を受けにくくする方法
結論として、ノイズ回避に最も効果的なのは1分以下などの短期取引を利用しないことになります。
ノイズは性質的に、一瞬大きく動いた後はすぐに元に戻ろうとします。
つまり、短期取引であるほどノイズの影響を受けやすく、逆に取引時間が長くなればノイズに左右されにくくなるということです。
ただでさえノイズの発生は突発的・瞬間的なので、どこで起こるのかを予測することは困難ですが、取引時間をコントロールすることで影響を最小限に抑えられるでしょう。
まとめ
今回はハイローオーストラリアで取引している時に発生する難敵、ノイズについて解説しました。
ノイズは攻略方法がないわけではありませんが、ギャンブル性の高さが否めずできるだけ避けた方が無難です。
バイナリーオプションに聖杯はないので、テクニカル分析を基礎から身につけてトレードの練習を重ねることが上達への近道です。
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