- 投資家達がどのようなシナリオを持って取引しているのかがわかる
- 読み解いたシナリオをどうやって自分の取引に応用すればいいかがわかる
こんにちは。松井です。
バイナリー オプションにおいて「戦略」を立てて取引を行うことは非常に重要です。
ですがバイナリーオプション初心者の方にとっていきなり戦略と言われても具体的に何を行えばいいのか、何を学ぶべきなのかわかりませんよね?
そこで今回は具体的なチャートパターンを例に
どのように戦略を立てて取引に臨めばいいのか?
チャートの向こうにいる投資家達はどのようなシナリオを持って取引しているのか?
そしてそれらをどうやって自分の取引に応用すればいいのか?
について詳しく解説していますので是非ご覧になってください。
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バイナリーオプションの戦略について
突然ですが、あなたは普段バイナリーオプション取引を行う際に「戦略」を立てていますか?
もし戦略も立てず何となく自分で決めた手法を使って取引をしているのでしたら非常に危険です。
ここでいう「戦略」とは、
相場を動かしているトレーダー達がどういう思惑の元にポジションを持っているのか?
どのようなシナリオを描いているのか?
これらを考えた上で実際にバイナリーオプションの取引に利用すればいいのかを
有名なチャートパターンの1つである「ダブルトップ」を例に具体的な方法を説明していきます。
バイナリーオプションの戦略の立て方
バイナリーオプションにおける戦略の立て方について以下のステップの通りに解説していきます。
ポイント一覧
- チャートパターンの理解
- ダブルトップができる理由
- シナリオの立て方
- 鉄板エントリーポイント
1、ダブルトップとは?(チャートパターンの理解)
ダブルトップとは下記の図のように
「価格の上昇 → 下落 → 前回の高値付近まで上昇 → 下落 → 前回の安値をブレイク」
といったようにM字型の変動パターンで、高値圏で形成されると上昇から下降への相場の転換が示唆されます。
2、ダブルトップができる理由
ダブルトップが形成される仕組みを簡単にまとめると以下のようになります。
上昇トレンドの最中で高値をつける
⬇
下落
⬇
再度上昇したが高値を更新できずに下落
⬇
「上昇の力が弱くなっている」という不信感が出てくるため、売りの勢力が強くなりそのまま下落
以上のような流れでダブルトップが形成され、結果として相場の反転パターンとして捉えることができます。
しかし、単純に「ネックラインをブレイクしたら順張りでエントリー」という考えでは勝つことはできません。
相場の流れを掴むには
- 相場の本質の理解
- 正しい判断と正しい努力
が必ず必要となってきます。
では具体的には以下の2つを考えながら取引を行うことが重要となってきます。
ポイント
- なぜこのチャートパターンが形成されるのか?
- チャートパターンが形成された時に投資家達が何を考えて売買を行うのか?
3、シナリオの立て方
ここからは図を用いて具体的にダブルトップが形成される各ポイントで投資家達がどういう思惑を持って取引を行っているのかを解説していきます。
以下の図は高値と安値をそれぞれ切り上げている上昇トレンドの途中で、
押し安値をつけた後のAの時点でにおいて価格が上昇をすると予想したトレーダーが買い注文をいれます。
そして、さらに価格が上がり、その勢いに追随しようと買い注文が入ります(Bの時点)。
しかし、予想に反して直近の高値付近で価格が反発し、「ダブルトップが形成されるのでは?」という思惑が市場に働きます。
そうすると新たに価格が下降すると予想して売り注文を入れる勢力(C)が出てきて価格が下落します(Aのポジションの利確による下落とも考えられますが、相場としてはまだ上昇トレンドの最中ですのでこの段階では様子見の可能性が高いです)。
価格が下落し直近の安値のライン(ネックライン)をブレイクする事により、さらに売りの勢いが加速します。
また、ネックライン付近にはAとBで買いポジションを持った人たちの損切りラインが設定されていることが多いため、さらに下落が加速し、最終的にダブルトップが形成されます。
このように様々な価格で買いポジションや売りポジションを持つ人がいる中で「より多数派が集まるポイントを見極める事」がバイナリーオプションで勝つためには重要となってきます。
つまり、「どこで各ポイントで一番注文が入るのか?」を予測してエントリーするのがセオリーとなります。
各シナリオの解説
ではここからは、
どのようなポジションを持とうとする人たちが多いのか?
そしてその人達がエントリーするポイントはどこなのか?
そしてどのようなシナリオを描いているのか?
について解説します。
高値の更新できなかったポイント
以下の図では、前回の高値を切り上げる事ができず、ダブルトップが形成されそうな場面を表しています。
そうすると①のポイントで売りの注文を入れる勢力が一定数出てきます。
この①のポジションの人たちが考えるシナリオは大きく2つあります。
1つ目はネックライン(緑のライン)まで下落したタイミングで決済するというシナリオ
そして2つ目はそのネックラインをブレイクして、さらに価格が下落した所にある押し安値のラインで決済するというシナリオです。
ただし、この①で売りポジションを持つにはリスクが伴います。
なぜならこの時点では、まだ相場は上昇トレンドの途中ですので①で売りポジションを持ったにもかかわらず、予想に反して価格が上昇してしまう可能性があるからです(ダウ理論における高値と安値の切り上げからも理にかなっている)。
ネックラインをブレイクしたポイント
次に考えられるシナリオは下記のようにネックラインをブレイクしたポイントで売りポジションを持つ②の勢力が出てきます。
このポイントでの売りポジションの保有は①のポイントに比べてリスクは少ないです。
なぜならネックラインをブレイクした時点でダブルトップが完成するため、売りの力が強くなる可能性があるからです。
そしてここでポジションを持つ人達はさらに下落した所の押し安値での決済を狙っており、①のポジションの人達よりは利益が少なくなる代わりにリスクを抑えることができます。
押し安値のラインで買い注文
そして次は押し安値のラインで買い注文を入れるシナリオです。
ここで買いポジションを持つ人の心理としては、
- この相場が上目線である事
- 押し安値は強い抵抗線となる事
- そして①と②の売りポジションの決済による買い注文が入る事
これらを根拠として注文を入れると考えられます。
ネックラインで反発したポイント
最後のシナリオは④のネックラインで反発したポイントで売り注文を入れるシナリオです。
このシナリオがFXにおいて最も手堅いポジションだと言われています。
なぜなら④での売り注文の場合、③での買い注文により一定数の買いのエネルギーを使った後にネックラインで反発しているため売りの勢力が強くなる傾向にあるからです。
また、ダウ理論上ではこの時点では転換点とはならないですが、高値と安値をそれぞれ切り下げている事からも下方向の意識を持ったトレーダーが増えてくるのも根拠の1つとなります。
以上4つのシナリオを解説しましたが、必ずしもこのようなシナリオが描かれているとは限りません。
重要な事は最初にもお伝えしたとおりどのポジションが多数派になるのかを見極めてエントリーすることです。
ダブルトップの鉄板エントリーポイント
ではこれらのシナリオを理解した上でバイナリーオプションではどのポイントでエントリーするのが有効なのかでしょうか?
それでは①〜④のポイントでどのようなエントリーが想定できるのか1つずつ解説していきます。
ポイント
①:前回の高値、または少し反発したポイントでLowエントリー
②:ネックラインでの反発を狙ったHighエントリーまたはネックラインをブレイクしたポイントでのLowエントリー
③:押し安値のラインで反発を狙ったHighエントリー(有効)
④:ネックラインでの反発後の流れに合わせたLowエントリー(有効)
①:前回の高値、または少し反発したポイントでLowエントリー
まずは前回の高値のラインで反発を狙ったLowエントリー、もしくは少し反発したポイントで流れに沿った順張りのLowエントリーです。
このポイントでのLowエントリーはリスクが大きいです。
なぜなら高値と安値を切り上げており、この時点では相場は上目線(上昇トレンドの最中)ですので予想に反してそのまま上昇する可能性が十分にありえるからです。
②:ネックラインでの反発を狙ったHighエントリーまたはネックラインをブレイクしたポイントでのLowエントリー
次に②のポイントでは、
- ネックラインでの反発を狙ったHighエントリー
- もしくはネックラインをブレイクしたタイミングでの順張りでのLowエントリー
が考えられます。
1つ目の「ネックラインでの反発を狙うエントリー」は直前の高値がその前の高値を切り上げるできず、上昇の力が弱まっている事が読み取れます。
ですので、ここでのHighエントリーは他に強い根拠が無い場合は危険です。
そして2つ目の「ネックラインブレイク後のLowエントリー」については、押し安値のラインの位置によってはネックラインをブレイクに素直に下降せず、ブレイク直後にもみ合ってしまう可能性があるため、単純に「ブレイクしたから順張りでのLowエントリー」と考えるのは危険です。
また、仮にネックラインをブレイク後に大きな陽線などが出現すると①のポイントで売り注文を入れた人達が弱気になってポジションを決済してしまい価格が上昇してしまう可能性も出てきます。
ですのでこの②のポイントでLowエントリーを行うのであれば、ネックラインの下の価格帯に明確な押し安値のラインなど強い根拠が必要となってきます。
③:押し安値のラインで反発を狙ったHighエントリー
③のポイントは押し安値のラインでの反発を狙ったHighエントリーです。
ここでの根拠としては
- 押し安値のラインはサポートラインとして機能する
- 相場の流れとしては相場の転換は起こっていないため上目線である
- ①と②の売りポジションの利確のポイントとなる
- 反発後、ネックラインまでの上昇を狙う新規の買い注文が一定数存在する
などが考えられます。
④:ネックラインでの反発後の流れに合わせたLowエントリー
④のポイントはネックラインでの反発後にその流れに沿った順張りでのLowエントリーです。
僕の見解としては、この④でのエントリーが一番根拠が強いと考えています。
このポイントでの根拠としては
- ③での買いポジションの決済ポイントなる
- 前回の高値と安値を切り下げており、相場の転換点となる押し安値をブレイクする起点となる高値となるので下目線に切り替わりつつある
- ②の時点でダブルトップが形成されているので相場転換が示唆される
以上が考えられます。
ですので④のポイントで陰線が形成されたタイミングで長めの判定というシナリオが勝率が高いと考えられます。
また、より上位のローソク足を確認することにより根拠を強めることが可能です。
どういう事かというと、先程のダブルトップの部分を上位足で見た時に、その部分が高値圏かつ、上に抵抗線がない場合はより反転(下降)の可能性が高まります。
下記の図の左部分は1時間足の値動きを、右側の大きなボックスは1時間足の一部(オレンジのボックス)を5分足で表しています。
以上、4つのポイントでのエントリーについて詳しく解説しました。
このような根拠と共にローソク足のヒゲの長さや形状、プライスアクションを見る事により、さらに強い根拠を持ってエントリーが可能となります。
まとめ
今回の記事ではバイナリーオプションにおける戦略の立て方として、ダブルトップを例に各ポイントにおける投資家達がどのような考えのもとに取引を行っているか?
そしてその考えを読み取った上でどのようなシナリオを立てればいいのかについて解説しました。
バイナリーオプションで勝つには今回紹介したようにチャートの向こうの投資家達の心理を予測しながら取引を行う事が非常に重要となります。チャートの分析にも役立つのでしっかりと頭に入れておいてください。
今回の解説ではわかりやすいような図を用いましたが、実際のチャートは複雑で人によってはダブルトップとして認識できなかったり、押し安値や戻り高値の判断ができないかもしれません。
そして正しくチャートを読み解くには経験を積むしかありません。
めんどうかもしれませんが、チャートと向き合い試行錯誤を繰り返した末に身につける事が可能となりますので今日から少しずつでも練習してみてください。
今回の内容をまとめている動画はこちら
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