- 損切りについてわかる
- バイナリーオプションで損切りをやる方法がわかる
- 投資において重要な損失についてわかる
こんにちは、松井です。
あなたは「損切り」をご存知ですか?
もし、ご存知だとしたら、FXや株式投資をされているのかもしれません。
損切りは、投資においてリスクを下げるために必須のテクニックなんです。
では、バイナリーオプションでも「損切り」ができるのか?できないのか?
また、バイナリーオプションでどのように損切りをすれば良いのかを解説していきます。
損切りとは?
損切りとは、まだ確定していない損失(含み損)を抱えている状態で、さらに損失が大きくなる前に損失を確定させることです。
例えば、為替レートが上昇すると予測したが、下落してしまい、現在1万円の損失を抱えていたとします。
ここで為替レートが上昇すれば良いですが、上昇することなく、下落する一方だった場合に、放っておけば損失はどんどん膨らみますよね。
そこで、損失が1万円のうちに決済してしまって、これ以上、損失が膨らまないようにするという手法です。
このように損切りは、決済するポイントで確定する損失額が変わりますので、どのタイミングで売却するかを見極めるのが非常に難しいものの、うまく利用すれば、リスクを大きく下げることができます。
基本的には、FXや株式投資で必須のテクニックとして利用されているもので、損失がエントリー額のみと決まっているバイナリーオプションでは、仕組み上、利用されることはありません。
バイナリーオプションにおける損切りとは?
バイナリーオプションの場合、一度保有したポジションは取引時間いっぱいまで所有して、自動決済されるという仕組みになっているので、FXや株式投資のような損切りをおこなうことはできません。
しかし、バイナリーオプション最大のメリットは、為替レートの変動幅で損失が決まるのではなく、どれだけ変動しても損失がエントリー額のみとなる点です。
損切りは、損失を限定的にしてリスクを下げるテクニックなので、バイナリーオプションにおいては損切りを気にする必要はないと言えるでしょう。
バイナリーオプションで損切りを行う方法とは?
バイナリーオプションでは「損切り」はできませんが、実は似たような仕組みが用意されています。
それが「転売」という機能です。
転売を利用すると、エントリー後、判定時刻になる前に利益(または損失)を確定させる事ができます。
転売ができるバイナリーオプション業者は複数ありますが、今回は僕がオススメしている業者である「ハイローオーストラリアの転売」について説明していきます。
ハイローオーストラリアは僕自身もおすすめしているバイナリーオプション業者です。
転売機能はもちろん、普通に利用する分にも一番良いバイナリーオプション業者だと思いますので、まだ口座開設をしていないのであれば、口座開設をしておくことをおすすめします。
ハイローオーストラリアの詳しい解説は以下の記事をご覧になってください。
ハイローオーストラリアの口座開設をしたい方は以下のリンクから口座開設をすることができます。
転売を利用する条件
まず最初に覚えておいて頂きたいのが転売を利用することができる条件です。
転売を利用する条件
- 取引時間3分以上
- 取引終了の1分前まで
ハイローオーストラリアでは、30秒取引や1分取引なども用意されていますが、取引時間が短すぎるため、転売は利用できなくなっています。
転売を利用する方法
ではさっそくハイローオーストラリアにおける転売のやり方について説明していきます。
ハイローオーストラリアでエントリーすると、画面下部にエントリーしたポジションの詳細情報が表示されます。
そして各ポジション詳細の1番右側に「転売」のボタンが表示されます。
「転売」のボタンをクリックすると、以下のように新たに「転売する」と記載されたウィンドウが表示されます。
表示されたウィンドウの一番下の「転売する」をクリックすると「転売時ペイアウト」と記載された部分の金額が払い戻されます(下記画像の場合だと10,000円の掛金に対して4,750円が返ってくるので5,250円の損失なります)。
「転売時ペイアウト」の金額は、判定時刻までの残り時間と現在の価格によって決められます。
現在の価格がエントリー時に予想した方向と反対に進むほど払い戻される金額は少なくなります。
上記の画像の場合
エントリー時の価格:110.812でLowエントリー
価格が下がると予想してのエントリーなので、価格が上昇するほど(逆行するほど)転売時の金額は低くなります。
利益の確定
上記画像の例だと、エントリー時の予想と反して価格が逆の方向に進んだため、払い戻される金額が掛金より低くなっていますが、予想通りの方向に進んだ場合でも判定時刻が来る前に利益を確定することができます。
下記画像の場合、10,000円をLowエントリー後、予想通り価格が下落しています。
判定時刻までは残り7分20秒ありますが、この時点で転売をする事により、11,946円払い戻されるので1,946円の利益を確定することができます。
バイナリーオプションで転売で損切りをすべきか?
では、バイナリーオプションにおいて、転売で損切りをするべきなのでしょうか?
結論としては、転売で損切りをするべきではありません。
転売を利用して損切りをおこなうということは、エントリー後に価格が予想した方向と逆に進んでしまった場合に、転売を行うことにより少しでもエントリー額を回収して損失を抑える使い方をするということです。
負けてエントリー額を全額失なうより、転売を利用して少しでも損失を抑えた方がトータルの利益が大きくなると思いますよね。
しかし、場合によっては「転売をしなければ勝てていた」ということも起きかねないんです。
転売では「価格が逆行して、差が大きくなりすぎると転売しても1円も払い戻されない」ことから、転売で損切りを考えるタイミングは「予想した方向から少し逆行し始めた時」になるはずです。
つまり、まだ十分自分の予測した方向に為替レートが戻ってくる可能性があるタイミングなんです。
そんなタイミングで転売をして為替レートが戻ってしまったら、せっかく勝てていたトレードも負けることになってしまいます。
だから、このタイミングでの転売はおすすめしないのです。
転売を利用した損切りのベストなタイミングを決めることなどできないんです。
為替レートの逆行後、価格差が大きくなってからでは、転売しても払い戻しができないので意味がありませんし、少し逆行したタイミングでも転売する意味がないとなると転売で損切りをおこなう必要はありませんよね。
転売を利用しても良い場面
ここまで転売による損切りは使わないほうがいいと説明してきましたが、以下の場合のみ転売による損切りを使ってもいいでしょう。
損切りをしても良いケース
- 経済指標や要人発言が控えているのにエントリーしてしまった時
- シグナルツール(サインツール)を使用していて、エントリー直前にサインが消えたのに気づかずにエントリーしてしまった時
本来ならエントリーしないはずにもかかわらず、誤ってエントリーしてしまった場合であれば、仕方ないので損切りをおこなっても良いと思います。
まとめ
今回は、バイナリーオプションにおける損切りについて解説してきました。
最後にこの記事で解説したことをおさらいをしておきましょう。
バイナリーにおける損切り
- 損失が固定されているバイナリーオプションでは、損切りは必要ない
- 損切りの代わりとして「転売」というシステムがある
- 転売を利用した損切りはおすすめできない
ただ、勘違いしないで頂きたいのは、バイナリーオプションでは損失について考えなくても良いというわけではありません。
冒頭でもお話ししましたが、バイナリーオプションの損失は、為替レートの変動幅で決まるわけではなく、エントリー額のみで決まります。
エントリー額のみで損失が決まるバイナリーオプションで、損失を減らすためにもっとも大事なことは、損益分岐点(54.05%)を超える勝率を維持して淡々と負けを受け入れながらも取引を続けることです。
下手に転売で損失を減らそうとするより、損益分岐点を超える勝率を維持してトレードを続ける方がよほど利益が多くなります。
バイナリーオプションをやるのであれば、下手なテクニックよりも「損益分岐点を超える勝率」こそがもっとも重要だと覚えておいてください。