- ゴトー日の特徴がわかる
- 中値についてわかる
- ゴトー日の攻略法がわかる
こんにちは、松井です。
バイナリーオプションの攻略手法のひとつに「ゴトー日の中値」を狙った手法があります。
この手法は、日本の銀行で為替レートが決められる仕組みを利用した攻略手法であり、為替変動を利用して取引を行うバイナリーオプションにおいて非常に有効な取引手法のうちの1つです。
そこで今回は「ゴトー日の中値」を狙った攻略手法について徹底的に解説していきます。
また、エントリーポイントについても解説していきますので、この記事を読めばすぐに手法を再現することも可能でしょう。
以下より学んで、実践してみてください。
ゴトー日とは?
ゴトー日とは、「5」「10」がついた日のことです。
日本の企業は、企業間の取引や、決済の締め日を5日締め、10日締め、15日締めというように5の倍数に設定していることが多く、「5」「10」がついた日、すなわちゴトー日になると銀行の企業取引が活発になるんです。
日本の企業の中には、海外との取引をしている企業も多いので、海外との円やドルのやりとりも活発化します。
結果、ゴトー日になると為替相場も大きく動くというわけです。
中値とは?
バイナリーオプションやFXをやっていると秒単位で為替レートが動いているにも関わらず、海外旅行などのために銀行にお金を両替しに行くと、為替レートは秒単位で動いてはいません。
普通に生活していれば、あまり違和感を感じることはないと思いますが、バイナリーオプションやFXを始めてから考えてみると疑問に思いますよね。
実は、日本の銀行では、毎日9時55分の為替レートを基準にその日の為替レートを決めているんです。
そして、この9時55分の為替レートを「中値」と言います。
ゴトー日の中値買い
銀行としてはドルを安く仕入れておき、高く顧客に売れば、その分儲かります。
そのために9時55分までに大量のドルを事前に購入しておくんです。
そうすれば、安く仕入れられると同時に、中値を吊り上げることができるので、顧客に高くドルを売ることができます。
銀行がこのような動きをした結果、銀行が始業する9時頃から中値が決まる9時55分にかけて大量にドルを買っていくので、ドル/円の為替レートが上昇していくということです。
そして、取引が活発になる「ゴトー日」であれば、銀行は通常よりドルの仕入れを多くするので、顕著に為替レートが上昇していくんです。
この動きを「ゴトー日の中値買い」と呼び、バイナリーオプションでうまく利用できる値動きだと言われています。
ゴトー日の中値買いまとめ
- ゴトー日:「5」「10」がついた日のこと
- 中値:銀行が利用するその日1日の為替レート
- ゴトー日の中値買い:銀行が、9時55分にかけてドルを仕入れて、為替レートを吊り上げる動き(ゴトー日が特に激しい)
ゴトー日の中値買い攻略法
ゴトー日の中値買いについて理解できたら、実際にどのようにトレードをして行ったら良いか攻略法を学びましょう。
ゴトー日の中値買いで利用できる手法は大きく分けて以下の2つです。
ゴトー日の中値買い攻略法
- 9時にHIGHエントリー
- 10時にLOWエントリー
9時にHIGHエントリー
先ほど解説したようにゴトー日では、銀行がドルの仕入れをおこなうことにより、為替レートが上昇していきます。
銀行は9時頃から仕入れを始めているので、エントリーは9時頃におこなうのが良いでしょう。
また、銀行はドルを仕入れるため、ドル/円にてエントリー、取引時間は1時間(判定時刻10時)で取引をしてください。
HIGHエントリーする条件
- 9時にHIGHエントリー
- 通貨ペアはドル/円
- 取引時間は1時間(判定時刻10時)
経済指標など他の要因が強ければゴトー日と言えども為替レートが上昇しない場合もありますが、それでも統計的には7割は上昇すると言われています。
月6回訪れるゴトー日すべて同じようにエントリーすれば、収支はプラスになる可能性が高いと言えるでしょう。
金曜日がゴトー日の場合
金曜日がゴトー日の場合は少し注意が必要です。
茨城大学大学院教授らがゴトー日について8年間統計を取ったところ、「金曜」「ゴトー日」の組み合わせは通常のゴトー日よりも為替レートが上昇する可能性が高いことを学会で発表しているんです。
10時にLOWエントリー
9時55分まで為替レートが上昇を続けた後は銀行が仕入れをやめる影響もあり、一気に為替レートが下落します。
早ければ9時55分になった瞬間から為替レートが下落し始めますが、ほとんどの場合は10時から11時にかけて下落していくことが多いです。
先ほどのチャートの続きを見ていきましょう。
10時から11時にかけて下落していますね。
しかし、9時55分にかけての上昇の値動きとは違って、10時から下落する値動きは不規則な場合が多いです。
10時から下落する場合もあれば、10時50分まで下落しない場合もあります。
今回のチャートでも10時からすぐに下落していますが、11時まで下落を続けることはなく、一度上昇する動きをしていますし、値動きが不規則です。
この値動きを短期取引で狙うのは非常に難しいですし、リスクが高いと言えます。
なので、正確にこの取引を成立させるためには、「10時から1時間取引でLOWエントリー」が一番です。
分かっているのは、中値に向けて上昇した反動で為替レートが下落するということだけなので、無難に1時間取引をすることで確実に勝つことを狙っていきましょう。
LOWエントリーする条件
- 10時にLOWエントリー
- 通貨ペアはドル/円
- 取引時間は1時間(判定時刻11時)
ゴトー日の中値トレードのメリット・デメリット
ここまでで、ゴトー日の中値トレードについてお分り頂けたと思います。
確かにゴトー日の中値トレードは非常に優秀な手法ですが、どんな手法にも必ずメリット・デメリットがあります。
手法に取り組む前にメリット・デメリットを確認しておきましょう。
ゴトー日の中値トレードのメリット
ゴトー日に中値トレードのメリットとして挙げられるのは以下の3つです。
中値トレードのメリット
- 統計上は勝てる
- テクニカル分析が不要
- スプレッド取引でも勝てる
統計上は勝てる
統計上、7割の確率でゴトー日に中値に向けて為替レートが上昇します。
先ほどもお話ししましたが、月に6回あるゴトー日で毎回同じようにエントリーしていれば、月間の収支はプラスになる可能性が高いということです。
バイナリーオプションは期待値が高い取引を繰り返すことで、利益を重ねていく投資です。
期待値とは
ある取引を行った時、その結果として得られる数値の平均値
7割の可能性で勝てるのであれば、利用しない手はありません。
ただし、あくまで統計上、7割の確率で上昇するという話なので、ひと月単位で見ると為替レートが上昇しなかったとしても不思議ではありません。
なので、ある程度長い期間で損益を考えることと、あまり高額エントリーはしないことをおすすめします。
テクニカル分析が不要
バイナリーオプションの手法では基本的に、インジケータを用いてテクニカル分析を行うことでHIGHかLOWの予測をしていきます。
しかし、今回解説したゴトー日の中値トレードは、テクニカル分析が必要ありません。
決められた時間に決められた方向にエントリーをするだけです。
テクニカル分析に慣れていない初心者トレーダーでも比較的取り組みやすいと言えるでしょう。
スプレッド取引でも勝てる
僕がおすすめしているハイローオーストラリア では「スプレッド取引」というペイアウト率が高い代わりにスプレッドがある取引方法が用意されています。
スプレッド取引とは
現在の値だけでなく、指定されたスプレッドから上がるか下がるかを予想します。
スプレッド取引は、うまく勝つことができれば高いペイアウト率で多くの利益を得ることができます。
ゴトー日の中値トレードでは、大きな値動きが起こる確率が高いためスプレッド取引でも十分勝てるでしょう。
ゴトー日の中値トレードのデメリット
ゴトー日に中値トレードのメリットとして挙げられるのは以下の2つです。
中値トレードのデメリット
- 負けたときの理由が不明
- ギャンブル的な要素がある
負けたときの理由が不明
本来バイナリーオプションでは、トレードに負けた場合になぜ負けたかを検証して、次のトレードに活かしていくのが大切です。
なぜ負けたかを分析して、負ける要素を少しづつ減らしていくことで、勝率を上げていき、勝てるトレーダーに近づいていきます。
しかし、ゴトー日の中値トレードの場合はなぜ負けたのかを検証することができません。
なぜならインジケータを使っているわけでもありませんし、値動きがどうなるかは運の要素が強いからです。
ゴトー日の中値トレードだけをやっていても、トレーダーとしてスキルを積み上げていくことはできないという点はデメリットと言えるでしょう。
ギャンブル的な要素がある
ゴトー日の中値トレードは、「9時55分に向けて上昇する」「11時に向けて下落する」という仮定の元にエントリーをおこないます。
先ほど分析がいらないとメリットの欄で解説しましたが、分析ができないということはギャンブル的な要素が強くなってしまうということです。
もちろん統計上の数値を根拠にエントリーしているので、ギャンブルトレードではありませんが、運の要素が強いことは事実です。
ゴトー日の中値トレードをしていれば、9時55分前に下落し始める時もありますし、11時に向けて下落するどころか上昇し続けることだってあり得ます。
FXなど値幅で損益が決まる投資なのであれば、スキルでカバーできる部分もありますが、HIGHかLOWかの2択を予測し、自動決済されるバイナリーオプションではスキルでカバーすることはできないので、運に任せるしかありません。
この点はゴトー日の中値トレードをバイナリーオプションでやるうえのデメリットでしょう。
まとめ
今回はゴトー日の中値トレードについて解説してきました。
最後におさらいをしておきましょう。
まとめ
- ゴトー日:「5」「10」がついた日のこと
- 中値:銀行が利用するその日1日の為替レート
- ゴトー日の中値買い:銀行が、9時55分にかけてドルを仕入れて、為替レートを吊り上げる動き(ゴトー日が特に激しい)
- 1時間取引を利用する
- 通貨ペアはドル/円
- 9時30分にHIGHエントリー(金曜日と重なった場合は9時にエントリー)
- 10時にLOWエントリー
ゴトー日の中値トレードは統計上勝てる確率が高いトレードですが、運の要素も強いトレード手法です。
ゴトー日の中値トレードをやるうえでは、エントリー額をそれほど多くしないように注意してください。
少額で取り組むのであれば、期待値的にも悪くないトレード手法だと思います。