- 3分取引のメリットとデメリットがわかる
- 3分取引を行う上での注意点がわかる
こんにちは、松井です。
バイナリーオプションでは、エントリーの時点で判定までの時間を自分で選択できるのですが、
基本的には、エントリーから判定時刻までが1分間である1分取引がもっとも人気です。
その理由は「ペイアウト率が高い」ことや「判定結果がすぐわかる」からでしょう。
しかし、1分取引の場合、取引時間の短さから、相場の値動きが読みにくいというデメリットがあり、1分取引はあまりおすすめしていません。
そこでおすすめなのが、3分取引です。
今回の記事では3分取引のメリット・デメリットをお伝えしつつ、なぜ3分取引の方がおすすめできるのかを詳しく解説していますので是非ご覧ください。
バイナリーオプションの3分取引とは
3分取引とはその名の通り、エントリーから判定時刻までが3分間で完結する取引です。
1分取引に比べてペイアウト率は低くなりますが、取引時間が長い分、先が読みやすいので、ペイアウト率と取引時間のバランスに優れていると言えるでしょう。
現在、3分取引を行うことができるのは海外のバイナリーオプション業者のみとなっており、国内のバイナリーオプション業者では国の規制により2時間未満の単直取引が禁止されているため、3分取引を行うことができません。
3分取引のやり方
では具体的な3分取引の方法について解説します。
ハイローオーストラリアの場合は「Turbo」という取引タイプがあるので、その中の3分と書かれたタブを選択して取引を行います。
注意ポイント
3分取引には、ローソク足(3分足)が存在しません。
基本的に5分足チャートと3分取引の値動きはほぼ同じなので、3分取引では5分足チャートを見ながら取引をしていきましょう。
3分取引必勝法とは
3分取引では、5分足チャートを利用して「後出し」でエントリーをすることで勝つことができます。
本来バイナリー オプションでは、現在までのローソク足を見てローソク足が形成される頭からエントリーするのが基本となります。
しかし、5分足チャートを使った3分取引では、時間に余裕があるので、ローソク足が形成され始めてから自分の都合の良いタイミングでエントリーすることができるのです。
そして、エントリーの判断を行うための手法の例としては以下が挙げられます。
3分取引の手法
- ローソク足の形状を利用したエントリー
- RSI70/30での反発
- レジスタンスライン(またはサポートライン)での反発
もちろんここに挙げたのは一例ですが、これらを組み合わせたり、他の反発の要素を加えた手法が多いです(3分取引に限らず5分以上の取引でも同じ)。
3分取引のメリット・デメリット
ではここからは、3分取引のメリットとデメリットについて解説していきます。
メリット
3分取引のメリットとして挙げられるのが
3分取引のメリット
- 短時間で取引が完結する
- ペイアウト率が高い
- 転売が利用できる最短取引時間
- 相場によっては大きく稼ぐことができる
短時間で取引が完結する
3分取引のメリットとしてまず挙げられるのが3分間という短い時間で取引が完結するということです。
1分取引ほど短時間ではありませんが、3分で取引が完結するため、取引の時間があまり確保できない方でも1分取引であれば、少ない時間で取引を重ねることができるのは大きなメリットと言えるでしょう。
ペイアウト率が高い
3分取引の場合、1分取引ほど高くありませんが、5分取引など他の取引時間に比べてペイアウト率が高いです。
僕がおすすめしているバイナリーオプション業者であるハイローオーストラリアを例にすると、各取引時間によるペイアウト率は以下のようになっております。
ハイローのペイアウト率
- 30秒(Turbo):2.00倍
- 1分(Turbo):1.95倍
- 3分(Turbo):1.90倍
- 5分(Turbo):1.85倍
- 15分(HighLow):1.85倍
- 1時間(HighLow):1.90倍
このように3分取引は他の取引時間に比べるとペイアウト率が高いことが分かります。
注意ポイント
30秒取引や1分取引の方がペイアウト率が高いですが、後ほど解説するデメリットがさらに大きくなるため30秒取引や1分取引はおすすめしていません。
転売が利用できる最短取引時間
僕がおすすめしているハイローオーストラリアでは、3分取引から「転売機能」を利用することができます。
ちなみに転売機能とは、判定時間前に転売することで精算できる機能のことです。
例えば、「High」でエントリーした時に、「最初は順調にレートが上がっていたものの、徐々に下降気味になってきた」という状況になったとします。
そのような状況の時は勝っているうちに転売してしまいましょう。
転売すれば、満額のペイアウトを受け取ることは出来ませんが、負けて損失を出すよりは良いはずです。
また、この転売機能は1分取引では、取引時間が短いので利用できないので、3分取引は転売機能が利用できる最短取引時間となります。
短時間で取引できる上に、転売機能も利用できるのは、3分取引の大きなメリットと言えるでしょう。
相場によっては短時間で大きく稼ぐことができる
3分取引の場合、取引時間が短いため必然的に1日のエントリー回数が多くなります。
そうすると相場と手法がマッチしてさえいれば短時間で資金を大きく増やすことが可能となります。
デメリット
反対に3分取引のデメリットとして以下が挙げられます。
3分取引のデメリット
- テクニカル分析が通用しにくい
- 展開が早い
- 短時間で大きな損失を出す恐れがある
テクニカル分析が通用しにくい
30秒取引や1分取引など取引時間が短くなれば、時間内に行われる取引が少なくなるため、値動きも少なく、ちょっとした要因で大きく価格が動くことがあります。
そうなると過去の値動きのパターンとは外れた値動きになり、インジケータが対応せず、テクニカル分析が通用しないことがあります(つまり手法が通じない)。
3分取引では、30秒や1分取引に比べるとインジケータも対応させることができますが、それでも短期取引に変わりはないため、値動きの影響が受けやすいことに変わりはないでしょう。
30秒や1分取引ほどではありませんが、3分取引でも勝率は安定しにくいでしょう。
展開が早い
3分取引は、30秒取引や1分取引に比べると長い取引時間ですが、結局、短期取引には変わりがないので、展開が早くなってしまうことが大きなデメリットです。
例えば転売機能を利用しようと思ったとしても、利用できる時間があまりなく、ゆっくりと転売を利用する場面を考える事も出来ません。
短時間で大きな損失を出す恐れがある
3分に限らず短時間取引は短時間で取引が終了し、なおかつエントリーチャンスが非常に多いため、仮に負けが続いたしても、ついついエントリーを繰り返してしまい大きな損失を出してしまう恐れがあります。
人間の心理として損失分をすぐさま取り返そうという心理が働きやすくなり、資金管理が疎かになってしまう可能性が高くなるのです。
3分取引は、時間とペイアウト率のバランスが良いのが特徴ですが、短時間な分だけ次々に取引してしまう傾向も強いです。
十分に計画を立てたうえで、取引を行いましょう。
勝てる取引時間とは
バイナリーオプション取引を行う上で重要な要因の1つに取引を行う時間帯があります。
では3分取引で勝てるのはどの時間帯か?結論から言うと
「手法や通貨ペアによって異なる」
となってしまいます。
なぜなら各手法によって使用するインジケーターも違うので、勝ちやすい時間帯が変わるのは当然です。
そして通貨ペアに関しても各時間帯によって取引量も変われば価格の挙動も変わってきます。
ですので一概に
「3分取引で勝てる時間は〇〇だ。」
と決めつける事はできません。
しかし、3分取引で避けたほうがいい時間帯は存在します。
それは
「取引量が極端に少ない時間帯」
です。
取引量が少ない時間帯を避ける理由①
その理由は大きく2つあって、1つ目は取引量が少ないとテクニカル分析が通用しにくいからです。
上記のデメリットの項目でもお伝えしましたが、そもそもテクニカル分析はある程度の取引量がある事が前提です。
ただでさえ3分取引は短時間投資のため、時間内での取引量が少なくなります。
それに加えてさらに取引量が少ない時間帯での取引だと必然的に勝率は落ちてしまうのです。
下記の画像は朝5時のUSD/JPYの5分足チャートです。
明らかに十字線などの実体の小さいローソク足が頻発しており取引量が少ないのが読み取れます。
このように取引量が少ない場面から急に大陽線や大陰線といったが出現すると、インジケーターが反応しエントリーの基準を満たします(特にオシレーター系のインジケーター)。
そうなると見かけ上はエントリー基準を満たしたように見えますが、実際には予想と反した動きをすることが往々にしてあります。
バイナリーオプションでよく使用されるインジケーターであるRSIを例にすると、上記のような場面で急に大陽線が出現するとRSIの数値は跳ね上がり、一般的に反発のサインとされるRSI=70という数値に達します(下記画像を参照)。
しかし実際のところは反発せずにそのまま上昇しつづけて取引に負けてしまう。
といった結果になってしまうわけです。
取引量が少ない時間帯を避ける理由②
取引量が少ない時間帯を避ける2つ目の理由は、同値負けの可能性が高くなるからです。
同値負けとは
エントリー時の価格と判定時刻における価格が同じだった場合、負けとして判定されるため掛金は没収されてしまいます(中には同値だった場合に掛金が戻ってくる業者も存在しますが僕がおすすめするハイローオーストラリアでは同値だった場合は負けと判定されます)。
これは当たり前の理由なのですが、時間が短いほどその時間内に変動する価格の幅は小さくなります。
3分取引での注意点
ここまでの話をまとめて3分取引における注意点としては以下が挙げられます。
3分取引の注意点
- 「〇〇連敗したら取引を辞める」といったルールを作る
- 取引量の少ない時間帯(通貨ペア)を避ける
僕自身は3分取引を推奨していないのですが、どうしても行う場合は最低限この2つのルールを守りましょう(短時間で大きな損失を出す恐れがあります)。
3分取引のツールについて
バイナリーオプションの世界には、「サインツール」と呼ばれるツールが存在します。
その名の通り、チャート上に表示されるサイン(矢印など)に従って取引を行うツールです。
そのような便利なサインツールですが、3分取引用のサインツールはほとんど存在しません。
なぜなら、そもそも3分足チャートが存在しないからです。
では、5分取引用のサインツールを利用すれば良いのかと言われればそうではありません。
似た動きをするとは言え、5分取引に合わせて調整されているので、3分取引では本来の性能は出せませんし、そんなことをするくらいであれば最初から5分取引をした方が良いでしょう。
実際に僕が開発したサインツールであるシンギュラリティも3分取引には対応していません。
シンギュラリティを使って頂くのであれば、勝率が安定する5分以上(特に5分と1時間取引を推奨)の取引を推奨してます。
当然ですがバイナリーオプション取引を行う目的は「お金を稼ぐこと」です。
確かに3分取引はペイアウト率も高く、短期取引ながらテクニカル分析も利用できるのでバランスが取れているかもしれません。
しかし、それはあくまで1分取引と比較した場合の話で、結局短期取引には変わりがないことため、長期的な視点で考えると安定した勝率の出しやすい5分以上の取引を行った方が稼ぐことができます。
また、便利なサインツールなどのツールが充実しているのもバイナリー オプションの強みなので、サインツールを有効に使えないのも損だと言えます。
僕が開発したサインツール「シンギュラリティ」に興味がある方は以下のリンクからご覧になってください。
まとめ
今回の記事ではバイナリーオプションの3分取引について詳しく解説しました。
確かに3分取引はペイアウト率も高く、短期取引ながらテクニカル分析も利用できるのでバランスが取れています。
短時間で何回もエントリーできるのは大きな魅力ですが、結局短期取引のため勝率が安定しないのであまりおすすめはできません。
またサインツールを有効に使えないのももったいないと言えるでしょう。