- MT4とMT5の違いがわかる
- バイナリーオプション取引を行う上でどちらを選ぶべきかがわかる
バイナリーオプション取引に必ず必要となってくる
MT4
そしてMT4の新しいバージョンであるMT5も存在します。
僕自身も
「MT4とMT5はどこが違うんですか?」
「MT4とMT5どちらを使えばいいですか?」
といった質問を受けるのですが、今回の記事ではこの2つの違いを解説しつつ、どちらを使ったほうがいいのかをお伝えします。
MT4 MT5の違いとは
MT4とMT5は、どちらもMetaQuotes Software社というロシアの会社が開発したチャート分析ツールでMT5の方が新しいバージョンなのですが、実際にはMT4を使っているトレーダーが大半を占めます。
そこでまずはMT4とMT5の違いを下記の表にまとめたのでご覧ください。
MT4 | MT5 | |
リリース | 2005年 | 2010年 |
動作スピード | 速い | 非常に速い |
時間足 | 9種類 | 21種類 |
カスタムインジケーターの種類 | 多い | 少ない |
EAの種類 | 多い | 少ない |
対応海外FX業者 | ほぼ全て | 一部大手業者のみ |
アップデート回数 (2017年〜2018年) | 7回 | 18回 |
それでは、MT4とMT5の特徴的にな違いについて解説していきます。
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MT4とMT5「時間足の違い」
MT5では、MT4に比べて表示できるローソク足の時間足が12種類多いです。
MT4の時間足
- M1(1分足)、M5(5分足)、M15(15分足)、M30(30分足)
- H1(1時間足)、H4(4時間足)、D1(日足)
- W1(週足)、MN(月足)
そして以下がMT5の時間足の種類です。
MT5の時間足
- M1(1分足)、M2(2分足)、M3(3分足)、M4(4分足)、M5(5分足)、M6(6分足)、M10(10分足)、M12(12分足)、M15(15分足)、M20(20分足)、M30(30分足)
- H1(1時間足)、H2(2時間足)、H3(3時間足)、H4(4時間足)、H6(6時間足)、H8(8時間足)、H12(12時間足)
- D1(日足)、W1(週足)、MN(月足)
*:MT5で追加された時間足を色付け
MT5で時間足が大幅に追加されたことによって細かい単位での分析が可能となるのですが、現状大半のトレーダーがMT4を使用しているのであまり意味はないと考えています。
なぜなら見ている人が少ないローソク足でエントリーポイントを探そうとしても、他の人が同じローソク足を見ていないと(意識していないと)相場は動かないからです。
MT4とMT5「カスタムインジケーター・EAの違い」
一番大きな違いなのが、MT4とMT5では使用できるカスタムインジケーターとEAの数が異なります。
カスタムインジケーターとは
カスタムインジケーターとは標準で搭載されているインジケーターとは別に、自分自身でカスタマイズしたオリジナルのインジケーターの事です。
そしてEAとは
EAとは
自動売買を可能にするプログラムの事で自分自身で操作をしなくてもプログラムが取引を自動で行ってくれます。
インターネット上でカスタムインジケーターやEAをダウンロードできるのですが、そのほとんどがMT5専用ではなくMT4専用のカスタムインジケーターです。
MT4とMT5ではプログラム言語が違う
MT4とMT5のインジケーター・EAでは互換性が無いためMT4では使用できるが、MT5では使用できない物が多数存在します。
なぜならMT4とMT5ではプログラム言語が異なるからです。
MT4のインジケーター・EAで使用するプログラム言語は「MQL4」でMT5のプログラム言語は「MQL5 」を使用しており、MT4で使用しているカスタムインジケーターやEAをMT5で使用するにはプログラムを書き直す必要があります。
そもそもMT4が世界的に投資家たちの間に爆発的に普及した理由は、このカスタムインジケーターとEAを簡単に作成できたからです。
まだMT4を使用したことが無い方には「カスタムインジケーター」と言われてもピンとこないかもしれませんが、自動でラインを引くことができたり、一定の条件が揃った時にチャート上に矢印を出したり、かなり自由なインジケーターを作成することができます。
その反面、MT4が普及しすぎたためMT4のカスタムインジケーターが使用できないMT5を使用しない投資家たちが多くなってしまったのです。
MT4とMT5「使える業者の違い」
MT4とMT5では、取り扱っている業者の数が違います。
取り扱っている業者とは
そもそもMT4・MT5はMetaQuotes Software社が開発したソフトウェアですが、各FX業者がMetaQuotes Software社と提携しMT4・MT5を独自にカスタマイズしてリリースしています。
そして自社のMT4・MT5を通して取引をしてもらことにより利益を得ています。
近年、MT5に対応している業者は増えているものの、まだまだMT4のみしか使えない業者が大半です。
MT4とMT5「その他」
動作スピード
MT4とMT5を比べるとMT5の方が動作が速いです。
MT5の方がパソコンのメモリを多く使用するため、少し前までは高スペックのパソコンでないと使用できないと言われていましたが、現在ではよほど古いパソコンを使用しない限り問題なくMT5を使用できるでしょう。
気配値表示
MT4では気配値表示(取引できる通貨ペアの価格)では、「通貨ペアリスト」と「ティックチャート」のみしか見れませんでしたが、MT5では「詳細」と「プライスボード」の2種類が追加されました。
ただし、気配値表示はバイナリーオプションではあまり使用しないので詳細は割愛します。
MT4とMT5の今後
MT4とMT5の開発元であるMetaQuotes Software社は、MT4よりもMT5の普及を目指しています。
なぜならMT4に比べてMT5のアップデートの回数が多い事から読み取れます。
MT4 | MT5 | |
2017年アップデート回数 | 4回 | 12回 |
2018年アップデート回数 | 3回 | 6回 |
以下はMetaQuotes Software社のMT4のダウンロードページなのですがMetaTrader4と記載されているにもかかわらず、ダウンロードボタンには「メタトレーダー5(MT5)をダウンロード」となっていて実際にダウンロードしてもMT5がダウンロードされMT4をダウンロードする事ができません。
まとめ
今回の記事ではMT4とMT5の違いについて詳しく解説しました。
開発元のMetaQuotes Software社としてはMT5を普及させたいと考えているのですが、カスタムインジケーターやEAの数の違いから、圧倒的にMT4のユーザーが多いのが現状です。
もし万が一将来的にMT4の使用ができなくなってしまったとしても、MT4とMT5では見た目や操作方法はほとんど同じですので問題なく移行できるはずです。
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