- 外為どっとコムの外貨ネクストバイナリーの特徴がわかる
- 口座開設の方法がわかる
- 具体的な取引方法がわかる
こんにちは、松井です。
今回は、国内のバイナリーオプション業者外為どっとコムが提供しているバイナリーオプションサービスである「外貨ネクストバイナリー」について解説します。
外貨ネクストバイナリーの特徴や口座開設の詳しい手順、実際の取引方法について解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
外為どっとコムのバイナリーオプション【外貨ネクストバイナリー】
外貨ネクストバイナリーはFXのサービスで人気のある外為どっとコムが運営しているバイナリーオプションサービスです。
外為どっとコムはYahoo!やGMOほど大手企業ではありませんが、かつてFXで預かり保証金残高1位になったことがあるほど人気があります。
現在、日本国内では2013年の金融庁のバイナリーオプション規制により、バイナリーオプションができる業者は7社しかないのですが、外為どっとコムは規制後の2018年より規制に適応したサービスを考案し、バイナリーオプションサービスを提供し始めました。
それでは、ここから外貨ネクストバイナリーについての特徴について詳しく解説していきます。
取引のタイプはラダーオプションのみ
外貨ネクストバイナリーの取引タイプは「ラダーオプション」とよばれるもので、エントリーの時点で目標となるレートを決め、最終的に判定時刻にそのレートより高いか安いかを予測する取引となります。
その他にも取引のタイプとしては「レンジオプション」と「ワンタッチオプション」があります。
以下の図をご覧ください。
取引タイプの違い
- ラダーオプション:判定時刻に目標レートよりも高いか低いかを予測
- レンジオプション:判定時刻に目標のレンジ(価格帯)に入っているかどうかを予測
- ワンタッチオプション:判定時刻までに一度でも目標価格に到達すれば利益を得る
出典:YJFX公式ページ
出典:FXTF公式ページ
文章とこの図だけだと少しイメージをしにくい方はデモ取引を利用して実際に取引してみるのが分かりやすいと思いますので、一度デモ取引をやってみてください。
取引のやり方は「外為どっとコムの外貨ネクストバイナリーの取引方法」で解説します。
通貨ペア
外貨ネクストバイナリーで取り扱っている通貨ペアは以下の6種類です。
取り扱っている通貨ペア
・USD/JPY
・EUR/JPY
・GBP/JPY
・AUD/JPY
・EUR/USD
・TRY/JPY
取引時間
取引時間は月曜から金曜日の午前8:20〜翌午前4:20まで、各回号(判定時刻)は以下のように2時間毎に1日10回設定されています。
回号 | 開催時間 |
第1回号 | 8:20〜10:20 |
第2回号 | 10:20〜12:20 |
第3回号 | 12:20〜14:20 |
第4回号 | 14:20〜16:20 |
第5回号 | 16:20〜18:20 |
第6回号 | 18:20〜20:20 |
第7回号 | 20:20〜22:20 |
第8回号 | 22:20〜翌0:20 |
第9回号 | 0:20〜翌2:20 |
第10回号 | 2:20〜翌4:20 |
また、各回号のラスト2分間が判定時刻になっており、それまでの1時間58分がポジションを取れる取引可能時間となります。
実際の取引では、各開催時間内の終了時刻の価格を予測することになります。
例えば、現在時刻が16時30分の場合、第5回号になるため、18時20分の時点の価格を予測することとなります(他の回号の取引は行なえません)。
ちなみに、1日10回の取引では足りないという方は、取引可能時間がズレている他のバイナリーオプション業者を併用することで取引回数を増やすことが可能です。
特に外貨ネクストバイナリーの判定時刻は20分なので、ほとんどのバイナリーオプション業者と時間をズラすことができます。
以下で、大手バイナリーオプション業者であるGMOクリック証券の外為オプションと取引時間を比較しておきます。
回号 | 外貨ネクストバイナリー | 外為オプション |
第1回号 | 8:20〜10:20 | 8:00〜11:00 |
第2回号 | 10:20〜12:20 | 10:00〜13:00 |
第3回号 | 12:20〜14:20 | 12:00〜15:00 |
第4回号 | 14:20〜16:20 | 14:00〜17:00 |
第5回号 | 16:20〜18:20 | 16:00〜19:00 |
第6回号 | 18:20〜20:20 | 18:00〜21:00 |
第7回号 | 20:20〜22:20 | 20:00〜23:00 |
第8回号 | 22:20〜翌0:20 | 22:00〜翌1:00 |
第9回号 | 0:20〜翌2:20 | 0:00〜翌3:00 |
第10回号 | 2:20〜翌4:20 | 2:00~5:00 |
ペイアウトと取引可能な枚数
国内業者である外貨ネクストバイナリーでは、ペイアウト金額が1,000円に固定されている代わりに購入金額(エントリー金額)が変動します(レートによって1ポジションの購入価格が約50円〜999円で変動し、予測が当たれば一律1,000円が払い戻されます)。
購入価格が安いほど利益は大きくなりますが、予想が当たる確率は低くなります。
次に取引可能なLot(ロット)数について解説します。
外貨ネクストバイナリーでは1注文あたりの上限は200Lotと決まっているものの、1回号ごとに取引可能なLot数は、口座開設時に選択した投資可能金額、個人の属性、および取引内容によって個別設定され、取引画面上に表示されます。
このように外貨ネクストバイナリーでは、個人ごとに保有可能なLot数を設定することで、自分の資産状況以上に取引をしてしまうことがないようになっているのです。
また、月間の損失限度額も自動で設定されるので、バイナリーオプションをやりすぎて気付かないうちに損失が膨らんでいたという事態も防げるような工夫がされています。
このように外貨ネクストバイナリーでは、投資家が安全に取引ができることを重視した取引金額の設定がされているので安心して取引ができると言えるでしょう。
デモ取引の利用が可能
デモ取引(実際の資金を使用しない練習用の取引)を登録不要で行うことができます。
外貨ネクストバイナリーのページにログインした後、上記の「デモトレード版」をクリックすると登録していなくてもデモ取引をおこなう事ができます。
デモ取引は、取引画面の使い方の練習や自分の手法を検証するのに非常に役立ちます。
具体的な取引方法は下記の「外為どっとコムの外貨ネクストバイナリーの取引方法」で解説していますので、そちらを参考にしてデモ取引に挑戦してみてください。
信託保全
外貨ネクストバイナリーの口座の顧客の資金は「三井住友銀行」「みずほ信託銀行」「あおぞら銀行」の信託口座に自社の資産と分けて管理しているため、万が一破綻したとしても顧客の資産は確実に返還されます。
以下のページに外為どっとコムの信託保全について書かれているので、ぜひご覧になってください。
各種手数料が無料
外貨ネクストバイナリーでは取引の手数料、口座維持費、出金の手数料などすべて無料で利用できます。
外為どっとコムの口コミ(評判)
30代男性
定期的にセミナーが開催されており、情報量は豊富。
30代女性
ニュースなどの情報が充実しているので、トレード中、トレード準備にはここのニュースをまずざっと読んでおきます。
40代男性
取引画面は後発だけあって他社の取引プラットフォーム同様に、シンプルで分かりやすく、非常に操作性がいい作りとなっています。
30代男性
基本的には、サ-バ-がしっかりしてるのでエラーにでくわしたことが一度もなく安心して取引ができている。
外為どっとコムの口コミを調べてみると、ニュースやセミナーなどの情報量が多いことから利用されている方が多い印象を受けました。
バイナリーオプションをやるうえでは、情報は多ければ多いほど良いのでおすすめできる業者でしょう。
また、悪い口コミもあまり見当たらないので、もし仮に他の業者をメインとして利用していたとしても外為どっとコムで口座を開設しておいて損はないはずです。
外為どっとコム外貨ネクストバイナリーの口座開設
ここからは外貨ネクストバイナリーの口座開設について実際の画像を使いながら解説していきます。
口座開設の条件
外貨ネクストバイナリーの口座を開設するためには、まず外貨ネクストネオ(FX)の口座を開設する必要があります。
手間がかかるように感じるかもしれませんが、外貨ネクストネオの口座を開設してしまえば、簡単な手続きだけでバイナリーオプションを始めることができます。
別々の口座を開設する必要はありませんので、ご安心ください。
また、一般的にバイナリーオプションの口座を開設するためには数々の条件があります。
しかし、外貨ネクストバイナリーの口座を開設するための条件は開示されていないのです。
ただ、国内バイナリーオプション業者は、先ほどお話ししたバイナリーオプション規制により、同じような口座開設条件で運営しているので、他の業者の条件に当てはめて開設を申し込めば問題ありません。
以下はヒロセ通商が運営する「LION BO」の口座開設条件です。
特に注意していただきたいのが赤線を引いた部分です。
ポイント
①デリバティブ取引などの投資経験が1年以上あること
②年収、資産状況がヒロセ通商の口座開設基準を満たしていること
③投資目的が適正であること
この条件を満たせば、外貨ネクストバイナリーの開設もできますので、上記の条件を満たしたうえで、口座開設を行いましょう。
では、ここからは外貨ネクストバイナリーを開設するために必要な外貨ネクストネオ(FX)の口座開設の手順を解説していきます。
外貨ネクストネオの口座開設の手順
まずは以下のリンクから外為どっとコムの公式ページにアクセスしてください。
すると、次のような画面が表示されるので「口座開設(無料)はこちら」をクリックしてください。
必要情報の入力
クリックするとメールアドレスの入力画面が表示されるので入力します。
登録したメールアドレス宛に認証コードが届くので、メールが届いたら入力しましょう。
認証コードを入力すると、必要情報の入力画面が表示されるので一つずつ入力していきます。
まずは口座を開設するうえでの事前説明が行われるので、確認したうえでチェックボックスにチェックを入れてください。
国籍や金融関係者でないかの確認画面が表示されるので、選択しましょう。
日本在住かつ金融関係者でなければ上記の画像と同じように選択してください。
次に名前、住所など基本情報を入力していきます。
このときにYahoo!アカウントがあれば、Yahoo!アカウントの情報を反映させることもできますので、Yahoo!アカウントをお持ちの方は利用してみてください。
入力項目
- 名前
- 名前(カタカナ)
- 生年月日
- 性別
- 郵便番号
- 住所(本人確認書類と同じになるようにしましょう)
- 電話番号
※メールアドレスは先ほど入力したものが自動反映します。
口座開設をするためには18歳以上、80歳以下である必要がありますので注意してください。
次に口座開設に関する情報の選択です。
入力項目
- 職業
- 開設までの経緯
- 年収
- 金融資産
- 収入源
- 投資目的
先ほどもお話ししましたが、この入力のときにデリバティブ取引(株信用取引、商品取引、外国為替証拠金取引、オプション取引)の経験が1年未満だとLION BOが利用できなくなりますので注意してください。
最後に本人が申し込んでいるかの確認を行います。
これで外貨ネクストネオの口座申し込みは完了です。
本人確認書類の提出
口座申し込みができたら、本人確認書類を提出する必要があります。
まずは、あなたが利用できる本人確認書類を確認しましょう。
次に本人確認書類を提出していくのですが、書類の提出方法には以下の3つの方法があります。
書類の提出方法
- WEBアップロード
- メール添付
- 郵送
もっとも簡単でおすすめなのはWEBアップロードです。
スマホで撮影してアップロードをするだけなので、時間も手間もかかりません。
鮮明に撮影しないと承認されないので、鮮明に写るようにだけ注意してください。
また、20歳未満の方は追加の書類が必要となるので、追加の書類を提出しましょう。
本人確認書類が提出できたら、次にマイナンバーを登録手続きがあります。
口座開設を申し込んで審査に通ると、数日後に郵送でユーザIDとパスワードが送られてきます。
ユーザIDとパスワードが届いたら、外為どっとコムのマイページにログインしましょう。
入力項目
- ユーザID
- パスワード
郵送で届いた口座開設のお知らせに記載されている「ユーザID」「パスワード」を入力しましょう。
このユーザIDとパスワードは外貨ネクストネオ、外貨ネクストバイナリー共に共通となります。
ログインができたら、次にマイナンバーを登録します。
また、登録できるマイナンバーの種類は以下になります。
これでようやく外貨ネクストネオの口座開設は完了です。
外貨ネクストバイナリーの口座開設
本人確認書類とマイナンバーの提出ができたら、いよいよ外貨ネクストバイナリーの口座を開設します。
すでに外為どっとコムのマイページにはログインできていると思いますので、マイページ内の外貨ネクストバイナリーの口座開設をクリックします。
口座開設をクリックすると外貨ネクストバイナリーの口座開設ができます。
口座開設ができたら、外貨ネクストネオにログインをしていきます。
ログインができたら、次に取引の注意事項を確認し、問題なければ「同意する」をクリックしてください。
注意事項をしっかり確認し、同意をしたらバイナリーオプション取引に関する知識テストを受けることになります。
ログイン後右上の取引ステータスの「未受験」からテストを受けてください。
テストの結果、テストの基準を満たしていると判断されたらバイナリーオプションの取引可能となります。
テストは事前に契約締結前交付書面を読んでいれば、合格できる内容になっているので事前に内容をしっかり確認しておくことが重要です。
また、テストが不合格の場合でも、受験した日時から24時間経過すると、再テストができるので、諦めずにテストを受けるようにしましょう。
外為どっとコムの外貨ネクストバイナリーの取引方法
それではここからは、外貨ネクストバイナリーでのバイナリーオプション取引の方法について解説していきます。
取引の流れは大きく以下の4つのステップに分けられます。
ポイント
① 通貨ペアを選択
② 目標レートを選択
③ 「ハイ」か「ロー」を選択
④ Lot数を決めて購入する
それぞれのステップについて詳しく説明していきます。
① 通貨ペアと判定時刻を選択
まずは取引を行う「通貨ペア」を選択します。
上記の画像の場合は、USD/JPYの22:20〜0:20(第8回号)が選択されています。
② 目標レートを選択
目標レートが設定されているので、エントリーする前にA~Gのどのレートを目標とするかを選択します。
③ 「ハイ」か「ロー」を選択
判定時刻になった時点で②で決めた目標レートよりレートが「高くなるか?(ハイ)」か「低くなるか?(ロー)」かのどちらかになるかを予測します。
ロー:目標レートより低くなると予測
ハイ:目標レートより高くなると予測
それぞれボックス内に「ハイ」「ロー」と書かれている部分が取引に必要な金額で、カッコ内はエントリー後ポジションを判定時刻が来る前に清算(決済)するときの金額になります。
上記の画像の場合は、0:20の時点でレートが108.548円より安くなると予測するならロー(562円)、108.548円より高くなると予測するならハイ(638円)を選択します。
ちなみに、現在価格に対して目標レートが離れているほど予測を当てる難易度が高くなるので購入価格が安くなります。
④ Lot数を決めて購入する
最後にLot数(購入したい数量)を決定します。
上記の画像の例だと、上昇を1Lot購入するのであれば638円、10Lot購入だと6,380円の資金が必要となります。
Lot数を決定し、最後に「購入」をクリックすると確認画面が表示されますので、購入してもよければ「OK」を押しましょう。
判定時刻の時点で予想が当たれば1Lotあたりペイアウト1,000円が払い戻され、予想が外れれば購入金額のみ失います。
今回の例であれば、638円で1Lot購入して予測が当たった場合は、362円の利益になるということです。
いきなり実践するのは怖いと思いますので、登録不要で利用できるデモ取引で、実際に取引を体験してみましょう。
バイナリーオプション業者は海外業者がおすすめ
ここまで国内業者である外為どっとコムの外貨ネクストバイナリーについて解説してきたのですが、個人的には国内業者ではなく、海外業者の利用がおすすめです。
なぜなら2013年に施行された規制により、現在国内のバイナリーオプション業者には取引に関して多くの制限が設けられており、バイナリーオプションの最大のメリットである「短期間で大きく稼ぎやすい」というメリットが失われてしまっているからです。
規制の内容
- 取引時間は最短で2時間
- 購入価格は変動性(判定レートとの価格差によって決定)
- このレート内なら没収という価格帯の設定を禁止
- 「売り」と「買い」の価格を両方提示
その結果、規制が施行されて以降、大半のトレーダーが海外のバイナリーオプション業者を利用しているのです。
このような事情から現在世に出回っているバイナリーオプションで稼ぐためのノウハウのほとんどが海外業者を利用した方法です。
バイナリーオプションで稼ぎたいのであれば海外業者の利用をおすすめします。
僕のおすすめの海外業者は「ハイローオーストラリア」です。
ハイローオーストラリアの詳しい解説は以下の記事をご覧になってください。
ハイローオーストラリアの口座開設をしたい方は、以下のリンクから口座開設をすることができます。
まとめ
今回の記事では、日本国内バイナリーオプションができる7社のうちのひとつである外為どっとコムの外貨ネクストバイナリーについて詳しい特徴から口座開設、取引の方法について解説しました。
最後におさらいをしましょう。
まとめ
- 取引できる通貨ペアは6種類
- 判定時刻は2時間毎で1日10回(判定時刻が特殊なので、他の業者と併用しやすい)
- ラダーオプション取引を採用
- 1回の取引は1,000円未満からできる
- 各種手数料無料
- 三井住友銀行、みずほ信託銀行、あおぞら銀行での信託保存により顧客の資産を保護
外為どっとコムは、かつて預かり保証金残高1位になった経歴や、みんかぶFXというFXサイトのFX業者比較で1位になったりとFXの世界では非常に人気のある証券会社です。
しかし、バイナリーオプションでは、国内の規制により大きな制限をかけられているので稼ぎにくい事に変わりはありません。
なので、しっかり稼ぎたい方には海外業者であるハイローオーストラリアの利用をおすすめしていますが、どうしても国内業者を利用したいという方は外為どっとコムの外貨ネクストバイナリーを利用してもいいかもしれません。
※当ページに掲載した画像のうち、出典元の記載がない画像は、トップ画像を除くすべて外為どっとコムから引用したものです。