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インジケーター「一目均衡表」雲の使い方・見方徹底解説!

2019年7月22日

こんにちは、松井です。

 

今回は、

バイナリーオプションやFXの相場分析で利用できるインジケーター

一目均衡表

について解説します。

 

一見複雑そうに見えるインジケーターですが、相場の状況を一目で判断し、相場が転換するタイミングを掴むのに役立ち、より精度の高いエントリーが可能となりますのでぜひご覧になってください。

この記事で得られる事

  • 一目均衡表を使用した相場の転換点の予測方法がわかる
  • 一目均衡表使用上の注意点がわかる

一目均衡表とは

一目均衡表は、都新聞社(現在の東京新聞)の商況部部長であった一目山人(ペンネーム)によって1936年に開発された日本発祥のインジケーターで、世界中で利用されています。

 

その名の通り、一目で相場の状況を判断できるインジケーターで、「相場は買い方と売り方の均衡が崩れた方向に動く」という考えを基に作られており、FXにおける売買ポイントとして利用されます。

 

一目均衡表の構成と計算式

まずは一目均衡表がどのような構成でそれぞれがどのような計算式で算出されているのかについて解説します。

 

一目均衡表は以下の5つの線で構成されています。

【基準線】
過去26本分の最高値と最安値の中心値を結んだ線

計算式:(過去26本間の最高値+過去26本間の最安値)÷2

 

【転換線】
過去9本分の最高値と最安値の中心値を結んだ線

計算式:(過去9本間の最高値+過去9本間の最安値)÷2

 

【遅行スパン】
当日の終値を26本分(当足含む)過去に表示

計算式:当足の終値を26本過去にずらして表示

 

【先行スパン1】
基準線と転換線の中心を、26本(当足含む)先に先行させて表示

計算式:(転換線+基準線)÷2を26本分将来に表示

 

【先行スパン2】
当日の終値を26本前(当足含む)先に先行させて表示

計算式:(過去52本間の最高値+過去52本間の最安値)÷2を26本分先に表示

一目均衡表

 

一目均衡表の使い方

一目均衡表には、いくつかの買いのシグナルと売りのシグナルが存在しますので、それぞれ解説します。

基準線と転換線

上記で説明しましたが、基準線と転換線はどちらも「最高値と最安値の中心値を結んだ線」であり、計算に用いるローソク足の本数が異なるだけです。

 

そしてこの2本の線を使った売買シグナルは

  • 転換線が基準線を下から上に突き抜けたら「買いシグナル」(好転)
  • 転換線が基準線を上から下に突き抜けたら「売りシグナル」(逆転)

とされています。

買いシグナル

これは、短期の移動平均線が長期の移動平均線とクロスした時にトレンドが発生する(ゴールデンクロスとデッドクロス)のと同じ考えです。

 

雲(先行スパン)

先行スパン1と先行スパン2で囲まれた範囲を「」と呼びます。

この雲は抵抗帯として働き、ローソク足との位置関係により現在の相場の流れを把握することができます。

雲による相場分析

  • ローソク足が雲より上にあれば「上昇相場」であり、雲は「下値支持線」(サポートライン)として機能
  • ローソク足が雲より下にあれば「下降相場」であり、雲は「上値抵抗線」(レジスタンスライン)として機能
  • ローソク足が雲の中にあれば「レンジ相場

 

特に、上記の「下値支持線」、「上値抵抗線」としての機能は雲の厚みが大きいほど強くなる傾向にあります。

そして、抵抗帯となる雲をローソク足が突き抜けることにより相場転換のサインとなります。

雲による相場転換シグナル

  • ローソク足が雲を下から上へ突き抜ければ「買いシグナル」(好転)
  • ローソク足が雲を上から下へ突き抜ければ「売りシグナル」(逆転)

雲のブレイク

遅行スパン

遅行スパンは上記で説明した通り、現在の価格(終値)を26本分過去に表示させただけの線ですが、相場の大きな転換を示すとされています。

遅行スパンによる売買シグナル

  • 遅行スパンが、ローソク足を上回ったら「買いシグナル」(好転)
  • 遅行スパンが、ローソク足を下回ったら「売りシグナル」(逆転)

遅行スパンは上記で説明した通り、当日の終値を26本分(当足含む)過去に表示しています。

 

 

つまり、現在の位置まで線が達していません。

ですので過去のローソク足とのクロスを確認することにより売買シグナルの判断を行うことになります。

ポイント

遅行スパンは価格の急騰や急落に対して反応が遅れる事がありますが、他の線と比較してダマシが少ないため、売買シグナルをしっかりと確認してから取引を行えば精度を向上させることができるでしょう。

 

三役好転・三役逆転

上記の「基準線と転換線」、「雲」、「遅行スパン」それぞれで説明した売買シグナルが重なった時はより強いシグナルとして働きます。

  • 3つの買いシグナルが重なった状態を「三役好転
  • 3つの売りシグナルが重なった状態を「三役逆転

 

それぞれの条件をまとめると三役好転は

三役好転

  • 転換線が基準線を上回る状態
  • ローソク足が雲を上回る状態
  • 遅行スパンがローソク足の上にある状態

 

三役好転

三役逆転は、その反対で

三役逆転

  • 転換線が基準線を下回る状態
  • ローソク足が雲を下回る状態
  • 遅行スパンがローソク足の下にある状態

となっています。

 

一目均衡表使用上の注意点

それでは一目均衡表を使用する上でいくつか注意すべき点がありますので説明します。

計算に用いるローソク足の本数を変更しない

MT4などのチャート分析ツールで一目均衡表を使用する際、移動平均線などのインジケーターと同様に計算に用いるローソク足の本数を変更することができますが、初期設定である以下の値を使用しましょう。

 

一目均衡表の初期設定

  • 転換線:9
  • 基準線:26
  • 先行スパン:52

 

この数値は、一目均衡表を開発した細田吾一氏が研究の末に決定した数値であり、多くの投資家が使用しています。

仮に自分自身で数値を変更すれば、他の投資家が意識していないポイントで売買シグナルを発見し、見当違いのタイミングで取引を行ってしまう可能性があるため初期設定のまま使用しましょう。

 

レンジ相場ではだましが起きやすい

一目均衡表はレンジ相場では、ローソク足の上に雲が存在したり、下に存在したりと頻繁に入れ替わったり基準線と転換線のクロスが頻発しますが、トレンドの転換とはならない「だまし」となることがよくあります。

松井

現在のトレンドを理解し、レンジ相場であれば無理にエントリーしようとせずに取引を見送りましょう。

また、他のテクニカル分析と組み合わせることにより、精度を向上させることによりだましを防ぐのも1つの手段となります。

 

上位足ほど信頼性が高い

一目均衡表はより上位足であるほどシグナルの信頼性が高くなります。

一目均衡表は元々株価の日足チャートを基に開発されており、短い時間足であるほど各線や雲が反応しやすくなるためだましが出現しやすくなります。

 

バイナリーオプションのエントリーには使用しづらい

FXと違いバイナリーオプションはエントリーの時点で判定時刻(決済のタイミング)が決まっているため、逆張りエントリーにはあまり向いていません。

 

上記で一目均衡表における売買シグナルについて解説しましたが、基本的には相場の転換点を見極めてトレンドフォローによる順張りエントリーに使用するのが一般的です。

 

そして一目均衡表による売買シグナルが発生したからといって、その直後にトレンドの転換が起きるわけでもなく多少のラグ(時間の誤差)が生じることが多いです。

 

ですので、ピンポイントでエントリーポイントを見極める必要があるバイナリーオプション取引に使用するのは非常に難しいです。

 

MT4での一目均衡表挿入方法

MT4画面上部の「挿入」→「インディケータ」→「トレンド」→「Ichimoku Kinko Hyou」をクリックしてください。

一目均衡表の挿入

「転換線」、「基準線」、「先行スパンB(先行スパン2)」それぞれ何本分のローソク足を計算に使用するか設定できるのですが、上記で説明した通り初期値での使用をオススメします。

ですので、そのまま「OK」をクリックすれば完了です。

 

まとめ

今回の記事では一目均衡表における売買シグナルについて詳しく解説しました。

一目均衡表には何パターンかの売買シグナルがあり、それぞれが重なることにより精度の高い取引が可能となります。

それぞれの条件をまとめると

三役好転と三役逆転

【三役好転】

  • 転換線が基準線を上回る状態
  • ローソク足が雲を上回る状態
  • 遅行スパンがローソク足の上にある状態

【三役逆転】

  • 転換線が基準線を下回る状態
  • ローソク足が雲を下回る状態
  • 遅行スパンがローソク足の下にある状態

一目均衡表はバイナリーオプションにおけるエントリーに利用しづらいですが、現在の相場を把握するのに役立つため、普段の相場分析に是非利用してみてください。

 

 

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