インジケーター

価格の勢いを読み取るインジケーターADXとは?

2019年3月12日

今回の記事では、

ADX

について詳しく説明します。

ADXは相場の勢い(強弱)を数値として確認できるインジケーターです。
そして、この「数値として確認」というのが非常に重要です。

なぜなら数値として確認できることにより、
明確な判断基準をもって正確にトレンドの有無を確認することができます。
ですので、自分の手法に適してた相場なのかを把握することが可能となります。

 

この記事で得られる事

  • ADXの使用方法・使用時の注意点について理解できる
  • 価格の勢いを知る事ができる

ADXとは

ADXは、「Average Directional Movement Index」の略、
日本語に訳すと「平均方向性指数」とう意味で、トレンドの勢い(強弱)を測るインジケーターです。


ADXの構成

ADXは、以下の3本のラインによって構成されています。

ADXの構成

  • +DI;上昇の強さを表す
  • -DI;下降の強さを表す
  • ADX;トレンドの強さを表す


ADXの計算式

ADXの計算式について説明します。

ADXの計算式

  • ADX = ローソク足n本分のDXの平均値
  • DX = [+DI - (-DI)]÷[+DI + (-DI)]
  • +DI = (ローソク足n本分の+DMの合計) ÷ (ローソク足n本分のTRの合計) × 100% ⇒ 上昇の強さ
  • -DI = (ローソク足n本分の-DMの合計) ÷ (ローソク足n本分のTRの合計) × 100% ⇒ 下落の強さ
  • +DM = 直近の高値 - 前足の高値
  • -DM = 前足の安値 - 直近の安値

つまり、計算に用いるのは高値と安値のみ(始値と終値は関係ありません)です。

 

+DMと-DMの計算方法

2本のローソク足を1セットとして+DMと-DMの2つの値が算出できるのですが、
この2つの値を比較して大きな方の値のみ計算に使用します(ただし、どちらも負の値だった場合はどちらも使用しません)

具体的な比較の方法は以下の4つのパターンがあります。
(陽線か陰線かどうかは関係ありません)

 

① +DM>-DMの場合、+DMの値を使用、-DMは0として計算

 

 

② +DM<-DMの場合、-DMの値を使用、+DMは0として計算

 

 

③ +DM=-DM=0または+DM=-DMの場合、+DMと-DMどちらも0として計算

 

 

④ +DM<0, -DM<0の場合、+DMと-DMどちらも0として計算

以上4つのパターン示しましたが、要するに

松井
「どれだけ高値を切り上げているのか?またはどれだけ安値を切り下げているのか?」を算出し、値幅の大きい方の値を使用するということです。

 

TRの算出

TRの計算に使用するのは、

直近の高値」、「直近の安値」、「前足の終値」の3種類で、
以下の3つのうち最も大きな値を使用します。

  • 直近の高値-直近の安値 (A)
  • 直近の高値-前足の終値 (B)
  • 前足の終値-直近の安値 (C)

この場合はAの値がTRとなります(窓が開かない限り、基本的にはAの値を使用)

 

ADXの使い方

最初にも説明しましたが、ADXは3本のラインで構成されており、

  • +DIは上昇の勢いを表しているので、この値が大きいほど上昇の力が強い
  • -DIは下降の勢いを表しているので、この値が大きいほど下降の力が強い

と判断できます。

そして一般的な売買のシグナルとしては

売買シグナル

【買いシグナル】
+DIが-DIを下から上に突き抜けた時

【売りシグナル】
-DIが+DIを下から上に突き抜けた時

とされています。

 

ここで1つ考えて欲しいのですが、なぜこれらのシグナルが売買の合図となるのでしょうか?

少し掘り下げて考えてみましょう。

 

まず思い出して欲しいのが、+DIと-DIの計算式です。

+DIと-DIの計算式

  • +DI = (ローソク足n本分の+DMの合計) ÷ (ローソク足n本分のTRの合計) × 100% ⇒ 上昇の強さ
  • -DI = (ローソク足n本分の-DMの合計) ÷ (ローソク足n本分のTRの合計) × 100% ⇒ 下落の強さ

+DMは高値の変動幅、-DMは安値の変動幅、TRは直近のローソク足の変動幅(基本的に高値 - 安値

 

そして、「+DIが-DIを下から上に突き抜けた時」というのは、「+DIの値が-DIの値より大きくなった時」ということです。

つまり、

ポイント

+DIの値が-DIの値より大きくなった時

+DMの合計値が-DMの合計値より大きくなった時

上昇の幅が下降の幅より大きくなった時

上昇の勢いが強くなってきた時

と捉えることができ、これから価格が上昇していくと予測されるわけです。

 

注意ポイント

今回紹介するエントリーポイントは、自分で決済のポイントを決めることができるFXで主に使用されます。
短時間での取引がメインとなるバイナリーオプションには使用しにくいです。なのでこのようなサインが出た場合は、今後トレンドが発生する可能性が高いと認識するのが重要となってきます。

ADXによる勢いの確認

ADXはトレンドの強弱を表しています。
この数値が大きいほどトレンドの勢いが強いと判断できます(上昇・下降どちらの勢いが強くても数値は大きくなります)。

ADX一般的なサイン

  • ADXの値が25未満の時はトレンドは発生していない
  • ADXのラインが、25のラインを下から上に突き抜けた時はトレンドが発生している(上昇の角度が大きいほど勢いが強い)
  • さらに40のラインを越えると非常に強いトレンドが発生している

 

ADX使用時の注意点

ただし、ADXの値が40以上だからといって必ずしも勢いが強いとは一概には言えません。

ADXの値が高い水準から下落し始めた時は、相場の勢いが衰えてきていることを示しています。

松井
ライン自体の値だけを見るのではなくラインの流れ(数値が上がっているのか?下がっているのか?上昇・下降の角度)を意識するのが重要です。

 

MT4でのADXの挿入方法

MT4画面上部の「挿入」→「インディケータ」→「トレンド」→「Average Directional Movement Index」をクリックしてください。

期間:ローソク足何本分を計算に使用するかを設定

もし基準となる水平線を引きたいのであれば、「レベル表示」タブで、「追加」をクリックし、「レベル設定」の項目に表示させたいラインの値を入力

最後に「OK」をクリックすれば完了です。

 

まとめ

今回の記事では、ADXの計算式、基本的な使い方、使用上の注意点などを説明しました。

ADXを使用することにより、相場の勢いを数値として認識することが可能となります。

現在の相場の勢いを確認する事は、自分が使っている手法に適した相場かどうかを把握するのに非常に重要になってきますのでぜひ活用してください。

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