こんにちは、松井です。
「バイナリーで生活している」
というと、
「バイナリーはギャンブルじゃないの?」
と言われることが多いです。
この意見に対して、僕は
「バイナリーは技術とスキルの勝負」
だと思っています。
確かに運の要素がないわけではありませんが、
きちんと分析をすることで
勝率はあがっていきます。
事実、継続して勝っているトレーダーは
常に分析を怠らりません。
反対に分析が甘いトレーダーは
ほぼ例外なく負けてしまうのがバイナリー。
僕も最初は何も知らずにバイナリーを始めて
かなりの資金を溶かしてしまいましたが、
知識と経験の積み上げで
安定して勝てるようになりました。
バイナリーにおいては
きちんと「勝てる手法」を身につければ
誰にでもチャンスはあります。
しかし、です。
問題は「勝てる手法」に
あっさりと出会える人と、
なかなか出会えない人がいるということ。
別の言い方をするなら、
勝てるヒントに
気づける人と気づけない人がいるということです。
では、
「勝てるヒント」とはなんなでしょうか?
それは…
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「だいたい」こそ、対象を明確につかめる感覚である
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ということ。
実は、この言葉は僕のオリジナルではありません。
麻雀のプロで「雀鬼」と呼ばれる
桜井章一さんの言葉です。
桜井さんの名言として
他にもこんなものがあります↓
「“とりあえず”という感覚を持つ」
「分からないままにしておく」
麻雀もバイナリーと似ていて、
「技術も関係するけど、感覚や運も大きく影響する」
という特徴があります。
だから、プロの雀士として
嫌でもこのような抽象的な要素とも言える
感覚や運と向き合ってきたのだと思います。
「だいたいこそ、対象を明確につかめる感覚である」
「分からないままにしておく」
という言葉もふくめて、
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むやみに正解を求めない
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という思想を感じませんか?
正解をもとめないことが
どのようにバイナリーのトレードに関係するのか…
僕自身の経験に当てはめてみても、
なかなか真実を言い当てている気がします。
昔は僕も「必勝ツール」や
「簡単に勝てるノウハウ」という
“正解”を求めていたと思うんです。
たぶん僕と同じような経験がある人も
多いと思うのですが…
「勝率90%のプロトレーダーが教える究極の手法!」
みたいな話をきくと、
「これだけで勝てるんじゃないか」
と期待してしまうんですよね。
そして、実際に試してみるけど
当然のようにうまくいかないわけです。
正解を求め続ける人は、
「次の新しいノウハウを…」と、
同じ失敗を繰り返してしまうのだと思います。
(もちろん僕も連戦連敗でした。苦笑)
でも、失敗するなかで気づくわけです。
「そんな都合の良い“正解”なんてものは存在しない」と。
ある意味「あきらめ」と言えるかもしれません。
この段階にきて、初めて僕は思いました。
万能なノウハウはないから、
相場の状況に応じて自分で判断できる
「裁量トレード」を身につけよう…と。
正解がなく「分からないこと」を受け入れたのです。
すると、不思議なことに
目に入ってくる情報の質が
ガラッと変わりました。
今までは「簡単に勝てる手法」ばかり
目に入っていたのに、
ダウ理論やエリオット波動など抽象度の高い分析から
『大局』を見る視点が身につきました。
チャートという構造を
局所的な枠だけで見るのではなく
立体的にその構造を捉え、高い視点から見る感覚。
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だいたい”こそ、対象を明確につかめる感覚である
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たぶん、この考え方を持っていないと
自分で裁量トレードを勉強しようとは
ならなかった思います…
ただ、バイナリーとは難儀なもので
大局的視点だけあっても勝ち続ける事はできません。
肝心な事は
「大局」と「局所」この両輪で捉えることが
勝つためのヒントです。
もう少し具体的に
分析手法に置き換えるのなら、
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ダウ理論・波動・ライントレードなどで「大局を捉え」
ローソク足・インジケーター・シグナルツールで「局所的なタイミングを捉える」
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今の僕の手法がまさに、
1.裁量の根拠を積み重ね大まかな流れを掴み
2.ツールのシグナルで具体的エントリータイミングを見定める
というものです。
(ツールは当然勝てる性能を兼ね備えた本物のシグナルツールでないと意味がありません)
もちろんバイナリーで勝てる手法は一つではありません。
僕の手法が一番だとも思っていません。
いろんな情報に触れるなかで、
「なかなか勝てる手法に出会えない」
と感じている人は、桜井さんの言っていた
「だいたい”こそ、対象を明確につかめる感覚である」
と言う言葉に立ち返って見るのもいいかもしれませんね。
では、また!